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OEM生産のため自由に処分出来ずB品になってしまったファッション雑貨メーカーの商品買取事例【ベルト・アクセ 計2万点】

2021年6月24日 3:08 PM

OEMとは?

OEM(Original Equipment Manufacturing (Manufacturer))とは、
他社ブランドの製品の製造のみを行うこと(依頼製造・受託製造)、
またはその企業のことを意味します。

全ての製品の企画・開発・デザイン・製造・販売までを
自分たちだけで行うと多大なコストと労力が掛かります。
取り扱う品数やジャンルが増えれば増えるほど、
自前の工場での生産も膨大なものとなります。

製造の部分だけを外部の企業(OEMメーカー)に委託すれば
自分たちは商品企画や製品開発・販売戦略に注力出来ますし、
生産面のコストも削減出来ます。

アパレル業界では1980年代から現在に至るまでOEMの利用が盛んですし、
電化製品や食品など幅広い分野でOEMは行われています。

OEM生産は在庫が生まれやすい?

ファッション雑貨メーカーの買取事例
OEMメーカーは発注先の要望に従って製品を生産しますが、
契約が委託販売取引になっている場合、
売れ残ってしまった商品は委託返品分としてOEMメーカーに返品。
=OMEメーカーが在庫を抱えることになります。

「イメージが違う」という理由で
納品完了後にも関わらず返品されてしまうケースもありますし、
納期遅れを起こしてしまうと、商品の引き取りを拒否。
これらの商品もOMEメーカーに在庫入りします。

また、発注先のタグやネームが入っている事も多いため、
再販先が確立されていない在庫処分業者などに商品が渡ってしまうと
値崩れやブランドの毀損が起こる恐れもあります。
このためOMEメーカーは自由に在庫を処分出来ないのです。

そして度重なる輸送や長期保管により在庫の中からB品も発生。
商品としての価値も下がり、売るにも売れず、
ますます倉庫もコストも圧迫していきます。

これらの理由や事情から、世のOEMメーカーの元には
不良在庫が生まれやすい・抱えやすい状況になってしまっています。

ファッション雑貨メーカーの買取事例

ファッション雑貨メーカーの買取事例

今回のケースはファッション雑貨のOEMメーカー様です。
元々は大手量販店向けに作られたOEM商品だそうで
量販店の下げ札がついたままの状態でした。

発注元である量販店側がオーダーした数を引き取らなかったそうですが、
次回以降の取引・契約を考えると在庫未引取であっても
OEMメーカー側はなかなか強くは言えません。

結果、3000点生産して、半分の1500点が残ってしまいました。
福袋で在庫を解消するという話でしたが、年末の福袋は残念ながら不発。
その繰り返しで在庫が膨らんでいきました。
このまま置いておくと、長期保管で商品にB品が発生してしまうので
在庫処分を決断されたそうです。

ベルトやアクセのような在庫商品でもB品が発生するのはなぜ?

ベルトやアクセサリーなどは商品自体が重いので、
保管期間が長いと商品にへこみが発生したり、金属部分が黒く変色したりします。
合皮で出来ている商品は長期保管による経年劣化でひび割れが出て来てしまいます。

ファッション雑貨メーカー様では、
基本的に保管期間2年というスパンで処分に回していたようです。

買取内容など事例の詳細

今回はネームタグを外せば在庫処分OKということでしたので
タグカットの作業費が掛かっております。

【商品】
プチプラ系(980円/1980円/2980円)のベルト・アクセサリー
数量と単価:
ベルト 約1万点 30型ほど数量バラバラ 1点あたり110円
アクセ 約1万点 30型ほど数量バラバラ 1点あたり40円
総額150万円での買取

【お取引終了までの期間】
時期:2021年2月
相談方法:知人より紹介
相談開始時期:すぐ倉庫に商品確認へ
現金お渡し時期:1週間後にはすべて完了 商品を引き取りに行った際に現金で支払い。
総期間:1週間

【販路】
再販経路:国内ネットショップ、小売店などすべて

コロナウイルス感染症の影響もあってアパレル系の生産が行われていない中で、
シーズン性が低いファッション小物は長期間&オールシーズン販売できます。
「安価な商品で数量も多いと、店頭の賑やかしになってありがたい」とのことで、
再販先の反応も上々でした。

在庫商品を廃棄するその前に、これからの持続可能な社会に向けて。

「エシカル」や「サスティナブル」、
「SDGs」や「持続可能」という言葉を最近耳にすることも多くなりました。

アパレル業界でも、服や雑貨の大量廃棄問題が深刻化しています。
自由に処分が出来ないままで倉庫の隅に眠っている在庫を廃棄に回してしまうより、
どのようにすれば在庫商品を活かすことが出来るのか。
持続可能な社会に向けて、今一度抱えている在庫や
これから発生し得る在庫の姿を見直すべき時なのかもしれません。

弊社は様々な形で「SDGs」に取り組んでおります。

弊社SDGs取り組み事例
弊社SDGs取り組み事例

在庫買取商品はアパレルだけでなく、雑貨、電化製品、食品など多岐にわたります。
お悩みの企業様、ご相談をお待ちしております。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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