株式会社shoichi

リサイクルウール工場見学会

2020年3月14日 8:54 PM


6月5日に予定されていたリサイクルウール工場見学会を中止いたします。
収束後に再度見学会を行う場合は、改めてご案内します。

このツアーの特徴
■廃棄物が、新品のセーターになる過程は感動します。
■1日でリサイクルウールが学べます。
■サスティナブルな取り組みを考えている方に。
■今回は法人向けです。一般の方の参加はご遠慮下さい。

日程2020年6月5日(金)
視察先㈱サンリード(仕分け)⇒サンビイズ(加工)⇒大和紡績㈱(紡績)
集合場所9:00 JR東海 尾張一宮駅 ※貸切バスで移動します
人数十数名予定(先着順とさせていただきます)
参加費6000円 ※バス代などです。集合場所までの交通費は自費負担
締切日2020年5月28日(木)

 

工場見学会詳細


愛知県の北西部に位置する尾州産地は日本最大の毛織物産地で、国内生産量の8割を占めると言われており、イタリアのビエラ、イギリスのハダースフィールド、日本の尾州が世界三大生地産地と称されるほど世界的に知名度の高い繊維産地です。
尾州産地の強みの一つとして、糸から織物になるまでの数多くの工程を同じ地域の中での分業・協業があり、紡績、撚糸、染色、製織、整理まで、工程ごとに数多くの企業が関わり、それぞれに技術やノウハウが培われています。
また、尾州では昔より羊毛再生の文化があり、使わなくなった衣類を集めて反毛することにより、再び繊維に戻し、新たな価値を付加して生まれ変わらせる、所謂リサイクルの考え方が根付いています。
そこで、昨今、環境への対策やサスティナブルな取り組みが求められる中、尾州産地で取り組まれている、仕分けから生地を再度素材に戻し、それを紡績して糸にする工程を実際に見ていただくことで、環境対策へのヒントに繋がることを目的に工場見学会を企画しました。
3月17日の「ガイアの夜明け」で取り上げられた、弊社リサイクルウール商品の製造に携わって頂いている3社を訪問したいと思います。
弊社のリサイクルウールは、通常は捨てられるウール製品を回収し、一度糸の状態に戻した後、丁寧に編み立てニット製品に仕上げる、日本のものづくりの技術を活かして作っています。
また、当日は代表山本より弊社のサスティナブルな取組みについてもご説明させていただきます。
非常に貴重な機会となりますので、是非ご参加ください。

当日スケジュール

9:00  JR東海 尾張一宮駅 集合
9:10  バスで移動
9:30  ㈱サンリード 視察
10:30 出発
11:00 サンビイズ 視察
12:00 出発
12:30 昼食
14:00 大和紡績㈱ 視察
15:00 出発
16:00 一宮ファッションデザインセンター ㈱shoichi 山本説明

視察先紹介

■株式会社サンリード(愛知県一宮市大赤見金底22)
㈱サンリードは持続可能で循環する物作りである再生羊毛「反毛」の製造過程の仕分けを専門とする会社。ウールセータ及びウールの裁断くずを回収、色別、微妙な素材の違いなどで細かく選別を行う。ファスナー・ボタンなどの副資材を外し、リサイクル可能な部分だけを選定する。

■サンビイズ(愛知県稲沢市小沢4-11-10)
サンビイズはウール生地を細かく砕いて「反毛」を製造している。リサイクル可能な部分のみに仕分けされたウール生地に油打ちを行い、生地を柔らかくし、裁断機に馴染みやすくする。生地を細かく裁断した後、ガーネット加工を行う。

 

■大和紡績株式会社(愛知県一宮市浅井町尾関字同者168)
大和紡績㈱は自社工場と協力工場1社を活用し、紡毛糸を生産している。反毛で紡績する場合、色の再現性を確保するのは難しいが、当社はその再現性の高さで定評がある。当社には、糸くず、裁断くずなど、反毛の原料別に定めた150の基準色があり、反毛業者がその基準色別に同社へ納品。それを約50年間に渡って磨いてきた反毛紡績技術で組み合わせ、顧客が指定した色を表現する。

shoichiのリサイクルウールプロジェクト


2017年度に市場に供給された衣料38億点に対して消費量は20億点。
つまり、日本国内だけで年間18億点以上(重さにして推定100トン以上)の衣料が捨てられていることになります。
(内閣府「国民経済計算年報」と、総務省「家計調査」から推定した、日本繊維輸入組合発表の「家庭消費規模」による)
通常、作りすぎた衣料品が売れ残った場合にはたとえ新品でも、たとえ高価な販売価格がついていた商品でも、”流行遅れ”の商品となってしまい、多少の値下げをしても売りきることができません。
また大幅な値下げをすることでブランドイメージが低下することを嫌うメーカー・ブランドが多く、SALEで値引き販売をせずに焼却廃棄しているものが多いことも、残念な事実です。
コストをかけて捨てることを当初より想定し、その分が上乗せされた価格で店頭で販売されていることも消費者にとっては不利益になります。
弊社では、こういったアパレル不良在庫を各ブランド様、メーカー様等から年間約1000万枚以上の衣料品を買い取り、二次流通を生み出しております。この仕事の中で、未販売のまま廃棄、焼却される衣料の多さに毎日驚き、アパレル廃棄ロスの問題を解決できないかと数年前から様々な形で取り組んでまいりました。
すでに製品化された衣料は、一部はリユースに回されるのですが使用用途が

・中古衣料としての流通
・ウエス、緩衝材などの業務資材
・燃料
・途上国などへの衣料支援

などですが、コストの問題も有りすべてリユースで消化することが大変難しい状況です。

それならば、、、
”すべての商品をいったん原料に戻して、新しく作りなおしたらいいんじゃないか?!これも新しいリサイクルの形なのでは?”
そう思ってリサーチを始め、さまざまな工場や人との出会い想いを形にすることができ、今回アパレルブランド「MARTHA ETHICAL / マーサ エシカル」を立ち上げました。
・アパレル廃棄ロスの問題に消費者が主体的に選択し、関われるものづくり
を目指して始まったプロジェクトでしたが結果的に、
・日本の国内産業が培ってきた素晴らしい技術や職人技の活性化を目指す
・日本国内生産で高品質な商品が作れる仕組みを次の世代へ残す
というサスティナブルな思いを紡いたプロダクトに仕上がりました。

糸を紡ぐ

私達がスタート地点に選んだのは、日本有数のウール生産地の愛知県一宮市。
尾州毛織物として知られ、世界でも有数の毛織産地として栄えてきた歴史がある街です。ここでは50年以上も前から「反毛(はんもう)」という技術で、ウールをリサイクルしていたことを知り、この技術を活かして日本国内で製品づくりを始めることにしたのです。
リサイクルするために集められたウールは、いったん仕分け工場に送られ、色別、微妙な素材違いなど細かく分けられます。その際、ボタンやファスナーなどの副資材も取り外されて、純粋にリサイクル可能な部分だけを残します。

中にはニットになる前の糸状態のままデッドストックになったウールもありました。素人目にはそのまま再利用できそうな気がしますが、材料の段階からトレンドが反映されていることが多いため、時代遅れになったものは使えないと判断されてしまうそうです。スタッフの手さばきも慣れたもので、それらを100kgごとの束にまとめます。

リサイクル可能な部分だけに仕分けられたウールは、今度は生地を細かく砕く工場に送られます。まず油打ちといって、生地にオイルを染み込ませます。これは生地を柔らかくし、機械になじませるために行う工程。次に、オイルがなじんだ生地を細かくするための裁断機に投入します。裁断された生地をさらに細かいワタ状にするために、今度はガーネットと呼ばれる別の機械へ。そのときにオイルがなじんでいないと、細かくなった生地が静電気で機械にくっついたりほぐれなくなったりするため、そういう意味でも最初の油打ちはとても重要な作業です。

オイルの量はある程度割合が決まっているものの、生地の質などによって細かく変わるため、職人さんの肌感覚によって最終調整しているとのこと。オイルを染み込ませてどの程度寝かせるのか、また気候によって寝かせる時間も変わるそうです。生地の硬さによっては、同じ工程を2回繰り返します。機械に入れる生地の色が変わると、前の生地の色が混ざってしまうので、都度機械を清掃します。
細かくなった生地は、最後にそれを糸にする工場に送られます。

ここではまず、調合と呼ばれる複数の生地を混ぜ合わせ、クライアントから依頼のあった色を作ります。そのブレンドには独自のレシピがありますが、レシピを見ても普通の人にはまず作れないそう。長年の経験値からくる職人技がモノを言います。リピートがあるとまったく同じ作業によって同じ色を作るそうですが、原材料そのものはリサイクル素材なので毎回違ってて、しかしまったく同じ色を再現しないといけません。少しの色のブレも許されない緻密さによって、作業精度が格段に上がり、いつからかヨーロッパのラグジュアリーブランドからの仕事も舞い込むようになりました。その微妙な色の差異は、それだけたくさんの原材料が集まってくる毛織物産地の尾州であるからこそ、なせる技でもあります。

色のブレンドが終わった生地は、糸にするための縒りを掛けます。ここでの特徴は、通常は引っ張ってから縒りを掛けるところを、引っ張りながら縒りを掛けること。それによって、通常の糸よりふんわりした仕上がりになるそうです。実際に触らせていただきましたが、一目瞭然でした。
また、糸の強度を高めるためとコストダウンの両面から、ナイロンを混合していますが、これもリサイクル原料のものだけを使用しています。
ちなみに一宮のある愛知県では、県の重要基幹産業である自動車業界でもウールやポリエステルの需要があるため、この技術、産業が発展した背景があります。
一宮では50年前からこうしたウールのリサイクルに取り組んでいますが、近年のエコ意識の高まりにより、少しずつ原材料が値上がりしているそうで、それはそれで皮肉な話だなと思いました。

糸を編み立てる


一宮で完成したリサイクル糸を持ち込んだのは、大阪南部のニットメーカー。
弊社の本社がある同じ大阪府内なので、複雑な仕様の指示や打ち合わせがしやすく、デザイナーのこだわりをより形にしやすい一貫生産背景があったことが最初に訪れたきっかけでした。
また、このプロジェクトを進める上で重要なポイントであった通常では考えられない極小ロットでの生産を今回引き受けてくれたことも理由の一つになりました。(リサイクルの為に作る製品を大量生産してしまい、在庫を残してしまうと本末転倒になってしまいますから!)

大阪泉州・泉大津は国産ニット、毛布、毛織物などの70%を占める繊維産業の国内集積地でしたが、海外製の安価な製品に押され縮小していました。それに伴い、国産ニットの後継者不足、技術者の高齢化により空洞化が進む状況が、日本各地の他の産業都市と同様に生まれていました。
こちらのメーカーでは、地域に密着し地場産業の継続と発展に積極的に取り組まれており、ものづくりとそれに付随する問題に取り組まれている姿勢に共感しこちらで編みたてを依頼し、微力ながら弊社も協力したいという想いがあります。

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【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社Shoichi代表取締役

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

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