2020/02/24 毎日新聞に代表山本のインタビューが掲載されました
2020年2月25日 4:46 PM
在庫衣料 再び輝かせる
インタビュー最前線
年間29億着の衣料品の15億着が焼却、廃棄されている―。『廃棄衣料』が社会問題になるなか、shoichiは昨年1000万枚の在庫衣料を販売しました。
インタビューでは、弊社代表山本の今後の目標をお話させていただきました。
会社の紹介
メーカーやブランドから在庫を買わせていただき、一般に販売しています。販売にあたりブランドの価値を損なわないよう、ルールをきちんと守ることを大前提にしています。
具体的には、服のタグを張り替えて、shoichiの経営する店舗『Colors(カラーズ)』で販売します。国内10店舗、マレーシアとカンボジアに計8店舗あります。
ほかにも地方の小さな店に卸したり、福袋としてなど商品に応じた売り方の提案をして販売します。
年商はグループを合わせて16億円ほど。商品は安く買わせていただいても輸送費・土地代はかかります。儲かる商売ではありませんが、「在庫を世界一売買している会社」と言われるようにする夢があります。次の目標は年間1億枚売ることです。
この世界に入ったきっかけ
大学時代に中古ブランドを仕入れてネット販売を行っているうち、もっと安く仕入れできないか考えるようになりました。在庫処分業者に押しかけたり、質屋の店主に会いに行ったりもしました。そのビジネスで1300万円貯めて、就職せず在庫処分会社を起こしました。
アパレルに絞って営業しましたが、相手にされない。現金100万円持っていったら、やっと売ってくれるブランドが現れました。それを売り切って「また買わせてください」と連絡しました。売り切ったことに驚かれましたが、それを繰り返すうちに口コミで評判が広がっていきました。
目指すは日本のファッション業界を支えるインフラ
しんどかったですが、だからやめるってなるとは限らないでしょ?
アパレル関係の方に言うんです、「在庫を売ってくれて、ありがたいです。」って。
アパレルメーカー、ブランドは血のにじむような努力をして服を作り、素敵に見せて新しい価値を提供しています。尊敬しています。
だから野心的な服作りにチャレンジしてほしいし、世界に発信してほしい。
日本のファッション業界を支えるインフラとして認知され「ショーイチがあるからリスクを取って挑戦できる」と言われる存在になりたいと思っています。
(聞き手:川上克己様)
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>