コロナで売り上げ減少した際に企業がとる対策。
2020年5月13日 3:50 PM
新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を振るっている。
欧米だけでなくアフリカ大陸でも感染が拡大、1日当たり数千人が死亡する状況が続いています。
加えて外出の自粛など経済にも大ダメージを与え、
更に終息のめどもたっていない点。
企業へのダメージは計り知れないものがあります。
実際にShoichi にも たくさんの在庫買取依頼が殺到している状態です。
関連記事:在庫処分業のshoichi 過去にない水準の仕入れ量に 繊研新聞電子版へ
この先行きが見えない状況で我々企業がとるべき対策が今回のテーマとなります。
コストの削減を図る
このような異常事態です。毎月のコストを見直しましょう
災いが過ぎ去るまでのコスト削減を図る(人件費をどうするかも含みます。)
この際、現場やPR広告宣伝、販路拡大等の改善を図る
補助金も最大限活用してください。
※下記に関連リンク先を掲載しておりますので活用してください。
資金繰り・キャッシュを蓄える。
融資を受ける
現在沢山の融資案件が出ております。
事業を継続すると決めた経営者は、キャッシュに余裕があったとしても
融資を受けておくべきだと私は思います。
金利も数年間は国が持ってくれます。想像より長引く可能性も含めキャッシュはふんだんに持っておくべきでしょう。
在庫削減
対策の一つに在庫の削減もするべきでしょう。
在庫削減は、資金繰り対策としては時間のかかる対応ですが、大きな資金を生んでくれます。
在庫には、原料在庫、部品在庫、商品在庫、仕掛品在庫などがありますが、ジャストオンタイムでの原材料、部品の供給により、原料在庫、部品在庫は減少し、その代金分の資金が残ります。
手持ち商品在庫の最小化、商品の受発注時間の短縮、製品の部品点数の削減、製造工程の工程削減などにより、商品在庫や仕掛品在庫の減少が可能となりその分現金が残ります。
売れる見込みのないものは当然として、シビアな目で、今は在庫をキャッシュ化することをおススメします。
その際は弊社をご利用いただければスピード対応させていただきますのでよろしくお願い致します。
給付金を活用する
<全国共通>給付金・補助金・助成金はこんなに!新型コロナウイルス感染症に伴う支援情報まとめ
https://www.walkerplus.com/article/1001929/
※5/12情報
現在様々な給付金が出ています。
全国のものから、都道府県のものまでありますので、是非アンテナを張っておいて有効活用してください。
事業を継続するか否かを決断する
事業継続にあたり、先行きが不透明という点が一番の問題です。
これが数か月後には確実に戻りますよってことならば
倒産の選択肢は外してもいいかもしれません。
一旦事業をたたんで状況が回復したのちに再度トライする!
こういう選択肢もあるでしょう。
{私山本も事業を継続するか、キャッシュや経費の確認をして判断しました!)
事業継続の決定ができるのは、経営者様だけです。
一番最悪なのは、ずるずると決断を伸ばしていたずらにダメージを広げることです。
継続するか、一旦倒産とするのかの判断はしてみるべきでしょう。
まとめ
このような状況で、企業も変化・対応が迫られています。
IT化・否接触型ビジネスへの転換・オンライン化・テレワーク等々
キャッシュを多めに保持し、コロナ禍を生き残り、コロナ終息後にV字回復をできるよう準備を怠らないようにしておきましょう。
融資関連
こちらも県ごと・商工会のものなど沢山ありますので、組み合わせて活用してみるのがいいでしょう。
参考PDF
新型コロナウイルス感染症特別貸付
セーフティネット保証融資 4号
セーフティネット保証融資 5号
日本政策公庫 新型コロナウイルス感染症特別貸付
日本政策金融公庫 新型コロナウイルス感染症にかかる衛生環境激変特別貸付
日本政策金融公庫 その他の各種融資
各都道府県
商工会議所
新型コロナ関連の補助金制度
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>