新日本製薬と連携し「商品廃棄ロス削減」に向けた取り組みを始動
2025年4月08日 11:00 AM
リサイクルによる資源循環の仕組みを構築、CO₂排出削減にも貢献
リサイクル事業の㈱shoichi(大阪/東京、HP:https://shoichi.co.jp/sustainable/)は、新日本製薬 株式会社(本社:福岡市、代表取締役社長CEO:後藤孝洋)と連携し、これまで廃棄せざるを得なかった商品を有効活用するために、新たに「商品廃棄ロス削減」の取り組みを2025年3月28日(金)より開始いたしました。
この取り組みは、新日本製薬様が2050年の達成を目指す「カーボンニュートラル」に貢献する活動の一環として実施されます。
実施の背景
近年、地球温暖化の影響とみられる異常気象が頻発し、廃棄物処理に伴うCO₂排出が環境に与える影響も年々深刻化しています。
特に、商品の廃棄ロスは焼却や運搬による温室効果ガスの発生を招き、資源と環境の両面で大きな課題となっています。
私たちshoichiでは、サステナブルな社会の実現を目指し、企業の余剰在庫や廃棄予定商品を回収・再資源化する仕組みを構築してきました。
このたび新日本製薬様と連携し、リサイクル対象商品を素材ごとに分別し、再生紙や再生プラスチック、サーマル燃料として再利用できる体制を整えました。
「商品廃棄ロス削減」の取り組み
新日本製薬様と連携して開始した「商品廃棄ロス削減」の取り組みでは、対象商品を素材ごとに分別し、紙箱は再生紙へ、プラスチック容器は洗浄のうえ再生プラスチックへ、内容物はサーマル燃料等として再資源化するリサイクルスキームを構築しています。
この取り組みにより、年間約630トン※のCO₂排出量の削減を見込んでおり、2050年の「カーボンニュートラル」を目指す新日本製薬様のサステナビリティ活動に貢献してまいります。
また、この取り組みは限りある資源の有効活用と環境負荷の低減を両立する新たなモデルとなります。
今後も私たちshoichiは、企業と共に循環型社会の構築に貢献し、持続可能な未来の実現に向けて取り組んでまいります。
※2024年の廃棄量をもとに新日本製薬様で算定
リサイクルの流れ
リサイクル対象である化粧品などの容器を対象に、リサイクルへ向けた工程をshoichiグループで運営する就労支援施設内で行っています。
作業内容は、まず容器からラベルやパッケージを丁寧にはがし、ブランド価値を損なわないよう配慮しながら中身と分離。
その後、容器を簡易的に洗浄し、プラスチックや紙など素材ごとに分別します。
この一連の工程はすべて手作業で行われており、大量処理が難しいことから、化粧品などの容器のリサイクルはこれまで業界全体で課題とされてきました。
shoichiでは、こうした手作業が必要なプロセスを担うことで、企業の環境負荷軽減に貢献すると同時に、就労支援施設での新たな雇用機会も創出しています。
分別・洗浄された容器は、回収業者へ引き渡された後、再生プラスチックとしてペレット化され、新たな製品へと生まれ変わります。
また、内容物は紙などに吸着させた上で、専用業者によりサーマルリサイクル(熱回収)処理が行われ、エネルギー資源として活用されています。
新日本製薬 株式会社について
福岡市に本社を構え、パーパス『美と健康の「新しい」で、笑顔あふれる毎日をつくる。』のもと、通信販売を主軸に、化粧品などを取り扱うスキンケア事業と、健康食品・医薬品などを取り扱うヘルスケア事業を展開している。
社 名 | 新日本製薬 株式会社 |
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代 表 | 代表取締役社長CEO 後藤 孝洋 |
本社所在地 | 〒810-0074 福岡県福岡市中央区大手門1丁目4-7 |
事業内容 | 化粧品、健康食品、医薬品の企画及び通信販売・卸販売 |
H P | https://corporate.shinnihonseiyaku.co.jp/ |
【著者紹介】

株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>