2019/10/14循環経済新聞に掲載されました
2019年10月14日 2:43 PM
“SDGs”テーマに情報交換
繊維リサイクル技術研究会「変革期は挑戦の好機」
アパレル関連企業や故繊維業者、学識者などで構成する(一社)日本繊維機械学会・繊維リサイクル技術研究会(委員長・木村照夫 京都工芸繊維大学名誉教授)は9月25日、京都市の同大学内で、第134回情報交換回「~SDGsに向けた繊維/プラスチックリサイクルの取組み~」を開催した。約100人が参加し、活発な質疑応答が行われた。
最初に日本繊維産業連盟(東京・中央)環境・安全問題委員会主査の長保幸氏が、「SDGsの“いろは”と繊維産業におけるSDGsの取組課題」をテーマに講義。17のゴールと169のターゲット、制定に至る経緯、取り組む際の留意点などを解説し、「事業の評価軸が変わろうとしている。変革期は次の時代へ向かう挑戦の好機だ」と呼び掛けた。
プラスチックリサイクルのトータルプロヂュースを展開するパンテック(大津市)の西尾豊樹氏は、「SDGsの取り組みを通じて求められるプラスチックリサイクル産業の変革」として話題を提供。日本と海外の廃プラ情勢等を踏まえ、「アライアンスとパートナーシップの重要性がますます高まる」と語り、自社の活動について言及した。
法人在庫処分業のshoichi社長の山本昌一氏は、「年間流通1000万枚。繊維製品デッドストックを対象としたSDGsへの取り組み」と題して講演。「廃棄ゼロが子どもたちの未来を創る」をキャッチフレーズに、売上の一部をASEAN諸国の支援活動に役立てる「TASUKEAI 0 PROJECT」の展開を具体的に紹介した。
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>