食品メーカーの流通不可商品の在庫処分【鍋つゆ10,000食】
2023年10月18日 1:00 PM
ビジネスにおけるマナー・商慣行は、双方が気持ち良く働くため、取引をするために存在しています。
マナーや商慣行があるおかげで、事前の取り決めがなくとも、揉めずに済んでいるケースもあります。
たとえば、月末締め翌月払いは日本の代表的な商慣行です。
商慣行として自然に定着しているため、取引時に支払いのタイミングで揉めるケースはほとんどないでしょう。
マナーや商慣行はメリットをもたらす一方で、制約となるのもまた事実です。
たとえば、流通・小売業界では食品の納入期限は賞味期限の1/3以内におこなうという商慣行があります。
賞味期限が1年の場合は賞味期限まで4か月以上ないと納品ができません。
ただでさえ在庫管理が難しい中、流通・小売業界の商慣行がさらに在庫管理の難易度をあげています。
今回紹介する事例は食品を製造する食品メーカー様の事例です。
食品の賞味期限が迫っている関係から販売ができないため、在庫が多く残っている状況でした。
通常販路では販売できないため、食品メーカー様から食品の処分依頼をいただきました。
食品メーカー様が保有する流通不可商品の在庫処分事例
今回、在庫買い取りの依頼をいただいたのは、食品メーカー様です。
流通・小売業界には食品の納入期限に独自の商慣行があり、食品メーカー様が保有する食品は納入可能な期限を超えた状態でした。
納入が難しいため、処分を検討していましたが、廃棄処分にもコストがかかる点を検討した結果、在庫処分をお願いしたいとの話でした。
在庫処分の対象となった商材は、味や価格帯も異なる鍋つゆ10,000食です。
6月にお問い合わせをいただきましたが、賞味期限が6ヶ月以内の商品が多く、鍋つゆが最も売れる冬までには間に合わない商品です。
弊社と初めてのお取引でしたが、在庫品は廃棄をするにもコストがかかるため、買い取ってもらって助かったとのお声をいただきました。
取引後の再販ですが、今回は既存販路の大手ショッピングモール・ネットショップには再販不可との制限があるため、取り扱いを慎重にしました。
再販先として選定したのは、訳アリ商品を低価格で販売する会員限定サイト、いわゆるクローズドマーケットになります。
味や価格帯も異なるため、鍋つゆのアラカルトとして取り扱ってもらいました。
先方からは商品のバラエティが増えるとのことで大歓迎のお声をいただきました。
【買取事例概要】
・買取商品:鍋つゆ(味・価格はさまざま)
・買取数量:10,000食
・買取総額:一括30万円
・相談から現金のお渡しまで:2週間
・再販規制の説明:販路規制あり 既存販路大手ショッピングモール・ネットショップ以外
・再販先:訳アリ商品の販売サイト
今回紹介した食品メーカー様のように、販路に載せられない商品の在庫処分をしたいというお客様は少なくありません。
販売のできない商品は保管スペースの関係はもちろん、食品の場合には衛生上の問題でいつまでも保管するわけにはいきません。
一方で商品を廃棄するにもタダではなく、コストがかかります。
多くの企業は背に腹は代えられないという状態で、廃棄処分を依頼しているのが現状としてあります。
通常販路に載せられない商品の在庫処分も弊社におまかせください
今回紹介した食品メーカー様のように、販売が難しくなった商品の在庫処分を希望するお客様は非常に多くいらっしゃいます。
特に今回のような食品は賞味期限の1/3を切ると、食品の価値は0円となるため、販売をしても赤字の状態となります。
一方で廃棄処分をするにも安くないコストがかかるため、お困りのお客様は多いといえる状態です。
弊社では賞味期限が迫っているため、通常の販路に載せられない商品の在庫処分も承っております。
またスピードを重視した在庫処分にも対応しているため、賞味期限がある食品のような在庫にもふさわしい対応が可能です。
株式会社shoichiでは、在庫処分のご相談を無料で承っております。
在庫処分をしてもらえるかわからないといった商品もあるかと思いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
出張見積もりは無料でおこなっておりますので、お問い合わせをお待ちしております。
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>