ネットショップの商品デザイン変更による在庫処分【レディース向けカバン2000点】
2023年5月30日 3:43 PM
商品のデザインは商品の売り上げを左右する大きな要素です。
商品名は知らないが、商品のデザインなら見たことがあるという方も少なくないでしょう。
商品のデザインは商品の顔とも呼べる存在のため、企業はデザインに大きな労力を割きます。
一方でどんなに洗練されたデザインも時が経つにつれて、効果を発揮しなくなるケースも少なくありません。
新たな客層の獲得やブランドイメージを一新するために、大ヒットを売り上げている商品でもデザインを一新するケースがあります。
例えば、アイスクリームの定番である「ハーゲンダッツ」もこれまで6回にわたり、デザインを変更してきました。
つまりデザインの変更は商品の寿命を伸ばすために、有効なアクションといってもよいでしょう。
今回紹介する事例は、ネットショップ様の在庫処分事例です。
ネットショップ様ではレディース向けカバンを定番品として販売していましたが、該当の商品にデザイン変更の発生。
デザイン変更前の商品の在庫処分ということで、ネットショップ様からレディース向けカバン2000点の在庫処分の依頼をいただきました。
ブランドイメージを守る形で在庫処分をいたします
在庫処分というと、倉庫から商品を引っ張り出して売るというイメージを持っている方も多いでしょう。
確かに在庫商品を処分するだけでしたら、在庫商品を売れそうな価格で市場に流通させれば在庫商品の処分ができます。
しかし在庫商品の処分は単に売りさばけばよい、というシンプルな問題ではありません。
なぜなら企業はもちろん、商品には企業が綿密に作り上げたブランドイメージがあるからです。
例えば、高品質をブランドイメージとしている商品の場合、品質に見合うだけの価格に設定しているケースがほとんどです。
いくら在庫処分とはいえ、ブランド力のある商品を低価格で市場に流通させてしまうと、築き上げたブランドイメージが崩れてしまうリスクがあります。
企業によってはブランドイメージを崩すくらいであれば、商品を廃棄処分とする企業も少なくありません。
ブランドの力のある商品は企業の主力製品となる一方で、在庫となった場合には処分に困るという方も少なくないでしょう。
ブランドイメージを崩さずに在庫処分をお考えであれば、ぜひ弊社にお任せください。
弊社ではあらかじめクライアント様と打ち合わせをおこない、ブランドイメージを毀損しない形での在庫処分を実現いたします。
具体的に弊社では以下2つの取り組みをおこなうことで、ブランド毀損を起こさない形で在庫処分をおこなっています。
・タグカット
・海外での販売
1つ目の取り組みであるタグカットは、商品のタグにブランド名が記載されている場合、タグを切り落とし、ブランド名がわからないようにします。
またタグカットした商品を国内に流通される場合には、ネット販売や既存販売ルートを避けるなど、販路の規制を徹底します。
2つ目の取り組みである海外での販売は、商品自体にブランドの特徴が現れている場合や商品にブランドロゴが入っている場合が対象です。
商品の特徴からブランドがわかってしまうため、海外で販売することにより、国内への影響を及ぼさないようにします。
在庫処分と聞くと、ひとまず在庫商品を引っ張り出して、売れる価格で販売をするだけと考えている方もいるかもしれません。
在庫処分だけを考えれば悪くない方法ですが、企業には守るべきブランドイメージがあります。
ブランドイメージを傷つけないようにするには、在庫処分にも的確なアプローチが必要になります。
弊社では長年の経験からブランド毀損をしない形での在庫処分が可能です。
ネットショップ様の在庫処分事例
今回在庫の買取依頼をいただいたのは、ネットショップ様になります。
同ネットショップでは定番商品としてレディース向けカバンを販売していましたが、商品のデザイン仕様の変更が決定。
デザインの切り替えに伴い、販売しきれなかった旧デザインの商品はすべて在庫商品となっています。
定期的にご利用いただいているお客様なので、相談からお見積りまでのやり取りは非常にスムーズでした。
ブランドの紙タグがついている商品は、紙タグをカットして再販ということで話がまとまりました。
カバン1型400個を2000点仕入れさせていただき、買取総額は80万円ほどとなっております。
ブランドイメージを崩さないために、タグカットの徹底とネットでの販売は禁止と再販に際してはキチンと規制をかけました。
再販先からは定番商品のため、売上が好調との嬉しい声をいただきました。
またデザインが変わっただけの商品なので、A品・美品との評価もいただいております。
【買取事例概要】
・買取商品:レディース向けカバン1型
・買取数量:2000点
・買取単価:400円
・再販規制の説明:タグカット・ネット販売NG
・再販先:同型2000点と多量のため、卸売で対応
今回紹介したネットショップ様のように商品の仕様変更により、思わぬ在庫が発生してしまうケースも少なくないでしょう。
一筋縄ではいかない在庫処分も、ブランドイメージのある商品の場合は輪をかけて難しくなります。
ブランドイメージが高いが故に、在庫を低価格で販売できないなどのハードルが上がってしまっているからです。
ブランド力のある商品の在庫処分もお任せください
今回紹介したネットショップ様のように、ブランド力のある商品の在庫に悩まれているお客様は少なくありません。
ブランド力のある商品は店舗にとって主力商品となりやすく、また多くのお客様を惹きつける力を持っています。
一方でブランド力のある商品は、常に改良がおこなわれる傾向にあるため、スペックアップやデザイン変更の可能性が高いといえるでしょう。
つまり、ブランド力のある商品はスペックアップにより型落ち商品やデザイン変更により旧デザインの商品となる可能性が常にあります。
また大きな問題として、ブランド力のある商品は簡単に在庫処分ができない点もあげられます。
ブランド力のある商品の場合、在庫処分のために低価格で市場に流通させてしまうとブランドイメージが下がるリスクがあるからです。
ブランドイメージを崩さないために、ブランド力のある商品は残念ながら廃棄処分となってしまうケースも少なくありません。
ブランド力のある商品は、シンプルに高いポテンシャルのある商品です。
弊社ではブランドの力ある商品を廃棄処分や倉庫に眠らせておくだけではなく、有効に活用していただきたいと考えております。
弊社ではブランドがわかる商品に対しての在庫処分も承っております。
ブランドがわかる商品には、タグカットによるブランド名の削除や流通経路の規制などを実施。
ブランドイメージが下がらない形で、在庫処分をいたしますので、ぜひご安心ください。
ブランドイメージが高い在庫にお悩みであれば、ぜひ弊社までご相談ください。
株式会社shoichiではブランド力のある在庫買取にも注力しております。
お問い合わせをお待ちしております。
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>