株式会社shoichi

某アパレルショップ向け商品の大量在庫処分【レディースアパレル40トン】

2023年5月13日 3:16 PM


働き方改革や新型コロナウィルスの影響で、私たちの働き方は大きく変わりました。
特に大きな変化をもたらしたのはリモートワークの普及です。
これまでの出社が当たり前の働き方から、在宅でのリモートワークが一般的になりました。

リモートワークの普及により、在宅時間が増えたため家電業界や物流業界など売上を伸ばした業界がある一方で、売上が落ち込んだ業界もあります。
例えばアパレル業界は通勤が少なくなったために、仕事着・通勤着の必要性が減少したことで売上が落ち込みました。
他にもリモートワークの影響で、制服などを販売していた企業は売上が落ち込み、在庫を抱えるケースが増えました。

今回ご紹介する事例は、某アパレルショップ向けに生産を請け負っていたOEMメーカー様の事例です。
OEMメーカー様ではコロナウイルスの影響による販売不振で大量の在庫を抱えていました。
販売店にいったん卸していた店頭在庫の戻り品が大量の在庫となっていました。
大量の在庫は相応のコストがかかるため、OEMメーカー様から約40トン分のレディースアパレルの在庫処分の依頼をいただきました。

返品数量の多さから在庫の管理・処分ができない事例は多数


例えば、昨今は当たり前になっているECサイトですが、サイトの裏側で大変なことが起こっているのはあまり知られていないところです。
ECサイトを運営する上で難しい点は様々ありますが、特に難しいのは返品在庫管理です。
正確な商品数の管理という難しさもありますが、何より在庫管理を難しくしているのは返品対応です。
昨今のECサイトでは基本的に返品無料のサービスが当たり前のサービスとなっているため、返品が増加傾向にあります。

返品に至った理由は「サイズを間違えた」「カラーを間違えた」などの商品に問題の無い理由から、「縫製不良」「破損」など商品が不良品であった場合など様々です。
何かしらの理由があって返品された商品のため、一つ一つの検品を行い、A品B品不良品の仕分けが必要となってきます。

そのため返品対応は利益がでないにもかかわらず、商品の検品や配置場所の再確保など、とにかく手間もコストもかかります。

返品された売れない在庫には手間やコストをかけられないという事情から、返品在庫の管理がおろそかになっているケースも少なくありません。

ただでさえ難しい在庫管理ですが、扱う商品数の多い大手ECサイトになると、より難しくなる点はいうまでもないでしょう。
特に大手企業の場合、返品される数量も桁違いになるからです。

誰もが知る超大手Amazonの場合、返品率は平均で20%、年末のセールなどでは30%近くまで返品率が跳ね上がります。
返品率が20~30%といわれても想像がしにくいため、具体的な数値を用いてAmazonが対応する返品の数量を推測してみましょう。

過去のデータを参照すると、Amazonは2017年冬のセールで1日510万個の注文をうけたとされています。※1
つまり過去のデータを参考にすると、Amazonではセール期間中には最大153万個の返品を受けているという可能性が浮かび上がります。

153万個の返品処理に伴う在庫管理が一筋縄でいかないのはいうまでもないでしょう。

返品による在庫管理が難しいのであれば、返品無料のサービスをやめればよいと考えた方もいるはずです。

残念ながら、大手はもちろん最近では中小のECサイトでも返品の無料対応をおこなっているため、返品無料をやめる方向性は考えづらいでしょう。

ユーザーが買い物をおこなうECサイトを選ぶ上で、返品無料は送料無料に次いで2番目の選択理由になっています。※2
つまりユーザーに選んでもらうには、返品無料は欠かせないサービスになってしまっているのです。

買い物好きな方にとって、返品無料ほどありがたい制度はないでしょう。
一方でサービス提供側とすると、返品は売上に大きな影響を及ぼすことはもちろんですが、在庫管理にも大きな影響を及ぼします。
返品無料によって、在庫の管理がままならなくなることも決して珍しくありません。

※1 日本経済新聞から抜粋
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25135420X21C17A2X35000/

※2 日経COMEMO
https://comemo.nikkei.com/n/nb2e4e865b68b

OEMメーカー様の在庫処分事例


今回在庫の買取依頼をいただいたのは、アパレル製品を生産するOEMメーカー様になります。
某アパレルショップ向けにレディースアパレルを生産していましたが、コロナウイルスや不景気の影響で多くの在庫を抱えることになりました。
販売店の店頭からの戻り品などの影響から、在庫の数量や種類を把握しきれないのが現状となっています。

今回は継続したお取引になるということで、商材について大まかにヒアリングをした後にお見積りをいたしました。
大まかにヒアリングした理由は商材の数量が多いため、仕分けや在庫明細を細かく作成していると時間がかかりすぎてしまうためです。

商材の搬送は弊社でトラックを手配して、1台あたり100万円仕入れさせていただきました。
在庫は全部でトラック4台分となったので、合計で400万円となっています。

運送後は弊社にて仕分けをおこない、主に東南アジア方面に卸売りをおこないました。
再販先からは製品の品質がとても高く、大変喜ばれました。

【買取事例概要】
・買取商品:レディースアパレル(アウター・トップス・ワンピース・ボトムス)
・上代:商品によって様々
・買取数量:10tトラック4台分
・買取単価:10tトラック1台につき100万円
・再販規制の説明:販路規制なし
・再販先:約40tと大量だったため、卸売りでの消化

今回ご紹介しているOEMメーカー様のように、大手になればなるほど在庫が多くなるケースは少なくありません。
特に店頭からの戻り品などが発生すると、在庫の管理がままならなくなり、在庫がただ積みあがっているケースもあります。
また売れない在庫に人件費がかけられない都合から、管理が難しく、細かい仕分けができていないケースがほとんどです。

大量在庫の一括買取もおまかせください

今回ご紹介いたしましたOEMメーカー様のように、大量の在庫に困っているお客様は非常に多くいらっしゃいます。

豊富な在庫はメリットになる側面もありますが、デメリットになるケースも珍しくありません。
特にアパレル製品は時間の経過とともに生地の劣化が発生してしまうので、デメリットになるケースがほとんどです。
また大量の在庫を管理するためには倉庫費用はもちろん、在庫管理のための人件費など様々なコストがかかってしまいます。

他にもメーカーでは基本的に返品された製品の販売手段がないため、在庫の有効活用は中々難しいでしょう。

弊社では細かい明細のない在庫、A品B品の仕分けができていない在庫の仕分け・検品を承っております。
在庫は一括で買取をおこなっているため、在庫の一掃が可能です。
在庫を移送する手段にお困りであれば、弊社で商品を引き取るためのトラックも手配いたします。

大量の在庫に悩むメーカー様や企業様は、ぜひ弊社までご相談ください。
株式会社shoichiでは在庫買取に関する些細なお悩みも承っております。
お問い合わせをお待ちしております。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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