廃業に伴う在庫処分 靴販売
2016年2月11日 2:46 AM
以前、カレーの「CoCo壱番屋」の件を書かせて頂きましたが、不正転売をしたダイコーは、近頃不景気で経営不振から食品を処分せず、不正転売するという悪事に走ってしまったとの情報がありました。
第三者だから言えることかもしれませんが、不景気なのは何もダイコーだけではないので、もっと別の道もあったのではないか・・・と思ってしまいます。
不景気でダメージを受けるのはアパレル業界も同じです。弊社shoichiに、お客様が在庫処分を依頼しに来られる理由の多くが『廃業に伴う在庫処分』です。もちろん、その他の理由で在庫処分をご希望されることもございますが、今回は、廃業に伴い、在庫処分をご希望された方の件について書かせて頂きます。
廃業に伴う在庫処分の事例
ある日、弊社のサイトよりお問合せがありました。京都で靴のみを販売されている小売店の方でした。昨今の不景気で売れ行きが悪く、どうしても廃業することになってしまったとのことで弊社へ在庫処分のご依頼がありました。
お約束した日に車で現地へ向かうと、シャッターが下りていて、既に重機は取り払われていました。そして、在庫処分ご希望の靴だけが、化粧箱も無く、むき出しの状態で山積みになっていたのです。お子様がたくさんおられ、すぐにでも現金化されたい御様子でしたので、弊社としても何とかして差し上げたい気持ちでいっぱいでした。
そして早速、在庫処分ご希望の靴を一つ一つ検品致しました。内容としては良いものでしたので、お客様のご希望の金額よりも高い査定金額で買取りをさせて頂くことが出来、弊社でチャーターしたトラックで引き上げさせて頂きました。お客様は、廃業されたことで既に胸を傷めておられた上に、商品の在庫処分はどうしようか?と頭を抱えておられました。ですが、無事に在庫処分出来る見通しが立ち、少しだけご安心召されたようでした。
その後は、次回の記事へ続きます。
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
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