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リモートワーク・テレワーク移行や新卒採用の減少からの販売不振で在庫処分を決めたスーツ量販店の買取事例【スーツなど計11500点】 | 株式会社Shoichi

リモートワーク・テレワーク移行や新卒採用の減少からの販売不振で在庫処分を決めたスーツ量販店の買取事例【スーツなど計11500点】

2021年10月20日 4:12 PM

 

2020年から続く新型コロナウイルス感染症の影響は、
私たちの生活スタイルや働き方を一変させました。
ポストコロナ・ウィズコロナの時代となっても、その爪痕や変化は残っていくかもしれません。

コロナ 雑踏

コロナの影響で、アパレル・ファッション業界でも
水着・浴衣→オケージョン(※1)→スーツの順に販売不振の波が押し寄せました。

各地でワクチン接種が進む中、どの売り上げや需要がどこまで回復するのか。
生活スタイルや働き方は戻るのか、それとも変わっていくのか。
関係者は慎重に動向を見極めています。

※オケージョン(Occasion)とは?
TPOという言葉をよく耳にすると思います。

T:Time =時間:いつ
P:Place=場所:どこで
O:Occasion=場合:どういった内容

「特別の出来事」「行事」「祭典」「儀式」を意味する英語で、
日本では、行事や儀式、冠婚葬祭などの日常的にあまりない特別なイベントの事。
アパレル・ファッション業界などでは、特に結婚式やパーティー、入学式などで使われる
ドレス・ワンピース・スーツ・それを彩る小物などの一連のアイテムを指します。

「スーツが売れない」スーツ量販店の悲鳴

悲鳴

コロナウイルスの影響でリモートワーク・テレワークが増える一方、
観光業や飲食業をはじめとする営業不振で新卒採用は激減。

会社に出勤する機会が減るので、オフィスワーカーがスーツを着る機会も減少。
就活が再開されてもリモート面接を実施する企業も多く、リクルートスーツの売れ行きも回復していません。

出勤者を減らしたり、コスト削減のために事務所の規模を縮小する企業もあり、
大きな本社ビルにも空きが出ているような状況です。
行事や式典なども相次いで中止・延期・縮小。
コロナ禍はスーツ量販店の経営体力を着実に削り続けています。

ポストコロナ・ウィズコロナの時代への取り組み

「オフィスカジュアル」「ビジネスカジュアル」という言葉があるように
仕事服としてのスーツ自体の売り上げは減少傾向にはあったのですが、
コロナ禍はこれに追い打ちを掛けた形になりました。

「これまで5年を目途に進めていた改革を、1~2年で進めなければならない状況になっている」
と、青山商事リブランディング副室長が現在の危機感を語ったニュースは
目にしたことがある方も居るかと思います。

量販店もアパレルメーカーも、現状にただ指をくわえている訳ではありません。
サブスクリプション(定額制)のレンタルサービスを展開したり、
裏返すと洗濯ネット無しで洗える新商品スーツの開発、
量(=たくさんのスーツやワンピース)より質(=大事な1着)へと”価値観の変化”に対応した店舗展開、
更にはAIによる着回し提案とクローゼットの管理など、
各社様々な手法で改革を推し進めています。

その過程ではブランドを統廃合や、既存製品の整理やセール、
商品を保管しておくコスト(倉庫の賃料や人件費など)の見直しなどをきっかけに、
既存製品の在庫処分も考えないといけないことでしょう。

スーツ量販店の在庫処分事例

リクルートスーツ

こちらのお客様からは2021年4月頃にご依頼頂きました。
今までは売れ行きの良いリクルートスーツに力を入れていたそうですが、
コロナ禍でリクルートスーツが売れず、2020年からの販売不振が継続。
ネット販売でも明らかに販売数が伸びないため、在庫調整で処分を決断されたそうです。

商品・数量・単価:
スーツ 2000着 2400円/1点で買取
シャツ 7000枚 380円/1点で買取
ネクタイ 2500本 160円/1点で買取
※タグカットは無し

再販先:
カジュアルに近いスーツとシャツは卸売から海外(東南アジア)の販路へ
国内では弊社が運営する専門店「Colors -カラーズ-」(https://fashionoutlet.jp/)にて販売

東南アジアの富裕層は襟付きのシャツなどかっちり見える服を好んでいるそうで、
日本のスーツやシャツは現地でよく売れるようです。

行動制限が緩和されれば、イベントや行事の開催・オフィス出勤など
スーツなどを着る機会も今までより増えるかと思われます。
これからの需要に応えるためにも企業体力は必要です。
出来るだけリスクを抑えて在庫を処分することは「攻め」よりも「守り」の経営だと言えます。

その観点から、社内でも後先事項に廻ってしまいがちなのですが、
キャッシュフローの改善、経費やコストの見直し、
不良在庫や販売不振商品の洗い出し、無駄な税金のカット…etc
正しい在庫処分による経営上の効果は絶大です。

次の展開と戦略に向けて、
今一度みなさまの手元にある在庫を見直してみてはいかがでしょうか。
何から手を着けていいかわからないという担当者の方も、
お気軽に(株)shoichiにご相談ください


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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