【同棲と居候と同居】 友人石子と、生活価値観の差異。そして改善について。
2008年9月10日 11:04 PM
私の方はといえば、もともと部屋が一つ余っており、朝0830(時間)に家をでて、2500に帰る生活だったので、人が家に居ようが居まいが一緒である。
また、他人との同居でストレスを感じることはほとんど無い性分だ。
さて、価値観の全く違う人間と同居していると、何かと得られるものが多い。
例えば…
●私は家で掃除隊長に任命されている。
掃除の大きな基本は大きなものが3点ある。
・いらないものを捨てる
・物の置き場所を作る
・収納は壁面に
だが、人と住んでみて、人は結構物を捨てないものだと感じた。
理由を尋ねると、彼の場合は明確だった。
「めんどくさいやん。」
●彼は洗濯隊長に任命されている。
私はいつも、服を2つに分けて洗う。
①バスタオルやインナーなどの洗濯→乾燥コースと、②もみ洗い→ハンガーで乾燥の「いい服」コースである。
こう見えてもアパレルなので、インナーとそれ以外の服は10メートル先からでもわかる。だが、彼にはそういう意図は無い。
理由を尋ねると、彼の場合は明確だった。
「どっちも服やん。」
●彼にとって、私は疫病神である。
私は家で、ドアを閉めないのだ。
彼にとってみれば、ドアを閉めないのはおかしい、冷暖房が効きにくい、ひいては地球に優しくない…と様々な理由があるらしい。
彼の家は障子の日本的な家であることもあり、閉めるべき所は閉めるのが当然なのであろう。
ここでも、私の理由は明確だった。
「通りにくいやん。」
全て、価値観の差異の問題だ。
掃除に関して言えば、部屋が汚い<めんどくさい
洗濯に関して言えば、いい洋服がよれる<干す手間がかかる
ドアに関して言えば、冷暖房の効率<移動の効率
なのである。
では、これをどうやって改善していけばいいのだろうか。
まずは楽しく考えることが基本で、その後にどちらも納得できる、WIN-WINの関係になるような案が必要である。
どのみち方法論としては2つしかないのだ。
価値観をすり寄せるか、無理の無いシステムにするか。
この考えはより良い同棲生活にも流用できるし、仕事の改善にも応用できる。
さて、話し合いの結果、我々の取った回答からお話しよう。
●掃除は僕が頻繁に行うことにした。ただ、ルールが一つ追加され、「所定位置にないものは何を捨てても怒らない」というルールだ。
これでshoichi掃除部門は大きな改善を得た。
●洗濯物は完全にセパレートし、おしゃれ着の場合は僕自身で洗濯機を回すようにした。朝出て行くときに洗濯機を回し、干すのは彼の役目である。
これでshoichi洗濯部門は大きな改善を得た。
●私はドアを閉めることに同意した。
だが問題は、私がドアを開けたということ自体を忘れてしまうのである。
この問題を解決するために、近いうちに私は、ドアに鈴をつける予定である。
凛と響く、良い音色の鈴を。
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>