2022/01/16
物品を直接販売する販売店をはじめとして、様々な問屋など、商品を扱う店舗においてまれに起こりがちな在庫問題があります。
理由のひとつに商品のオーダーミスや先方のキャンセルなどがありますが、在庫を抱えたままでは売り上げや新たな商品の仕入れの量にもかかわることなので、在庫処分が必要となるのは事実です。
保管場所の問題・在庫処分のペースを考える
売れ残った在庫を倉庫に放置したままでは、商品を新たに仕入れておくためスペースがなく在庫が邪魔になります。
また、古い在庫は売れないものであり、商品によっては腐敗やカビなどの原因ともなり、倉庫の衛生問題にもかかわるため、早急な在庫処分が必要となるのです。
特に食品などの生鮮食品の場合には、1日に1回処分することがほぼ義務といわれ、翌日まで在庫を残さないことが必須条件といわれています。
衣類や家電などの季節商品の場合には、数ヶ月に1度、季節の在庫処分を行うときに必要と言われているのは、知られている通りです。
企業によっては決算期ごとに在庫処分セールを行っていることを知っている方も多いでしょう。
在庫処分は商材や企業ごとにルールを作って なるべく倉庫代金の無駄や、不良在庫をそのまま放置しないように
処分するペースを設定しないといけません。
在庫処分の方法
具体的な在庫処分の方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
現状は大きくわけると下記5つの方法になります。
顧客へ還元を行うセール(値引き)
処分の際にセールを行うことは事実ですが、その方法も企業ごとに異なっています。
第一に、顧客への還元を行うタイプです。この方法が一番有名なセール方式となっており、通常よりも安価で商品を購入できるため、利用した経験を持つ方も少なくありません。また、定期的に行われるセールを待って購入する人が多いのも事実です。企業の決算期や年度末などある程度の目安を待って購入する人も増えています。
リーズナブルな商品を購入する際に、消費者の強い見方として判断されているばかりではなく、企業側にとっても在庫を処分するばかりか売り上げに貢献できるため、メリットがあるものです。販売方法の中には常連のみを招待するイベントで販売するタイプや、広く来店しやすい店舗での販売方法のほかに、自社で運営しているインターネットサイトでの販売と言う形もあります。それぞれの形でのやり方を理解しておくことで、企業側では最も儲けにつながりやすいやり方、消費者側ではリーズナブルな商品の手に入れ方が可能となるのです。
しかしながら在庫がゼロになるわけではありません。また現行価格への影響や現場での手間などもありますので、一概にメリットばかりでもありません。
次に、中古商品を取り扱う商店に転売する方法があります。在庫をある程度の儲けによって転売できるばかりではなく、中古販売店側でも美品をリーズナブルな価格で仕入れることができるとして、歓迎されていることも少なくありません。
在庫処分業者へ依頼する
在庫処分業者、現金問屋、バッタ屋 などありますが、外部の会社に一括で在庫を引き取ってもらい、現金化+在庫を一掃 できる方法です。
業者によっては、粗い方法をとるケースがありますので、ブランドイメージや 販路の規制などがある場合はちゃんとした実績のある業者に依頼するほうが間違いありません。
その点shoichi は ブランド名を出さない、販路規制、タグカット、海外での販売、ネットのみでの販売など様々な要望に20年以上誠実に取り組んできました。
是非一度弊社にご相談ください。
在庫を廃棄
シンプルに在庫を廃棄して、不良在庫を削減する方法です。
ブランドはある程度までの値引き販売をしていますが、それでも売れない場合は、焼却処分に踏み切ります。
市場に格安のブランド品が出回ることにより、ブランド価値が毀損されてしまうからです。
そうなると定価で購入するユーザーがいなくなるため、損をしてでも焼却したほうが得ということになります。
しかしながら2018年には、イギリスのバーバリーが42億円相当の商品を焼却処分したということがニュースで話題になり炎上したのを覚えていますでしょうか?
最近ではSDGsも一般の消費者にも浸透して、環境問題への配慮はメーカーとしても考慮しないといけない時代となってきています。
ノベルティとして配る (無料配布)
化粧品や食品など、商品によっては無料でその在庫を配るという手法は効果的です。
自社の商品を体験してほしいなど、テストマーケティングとしても活用できます。
後の売上アップに繋がるため、無料で配布しても元が取れるという考え方です。
寄付
寄付を行うことで喜ばれる商品はたくさんあります。
企業のCSR活動として寄付を行うことで、PR・企業イメージのアップにもつながります。
まとめ
いかがでしょうか?
在庫処分の方法についてでしたが、上記5種類の方法から、自社にとって一番のメリットとなる形での処分方法こそ、商売人としての能力が問われます。
経営を維持していくためにも余剰在庫をなるべく抱えない+利益を最大化できる手法を選択するのが重要です。
在庫処分業者へ依頼する場合は是非弊社にお任せください。