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大手総合商社の在庫処分事例:季節商品のパッケージ更新に伴う雑貨8000点 | 株式会社Shoichi

大手総合商社の在庫処分事例:季節商品のパッケージ更新に伴う雑貨8000点

2024年7月10日 10:00 AM


今回は大手総合商社様からの在庫処分事例をご紹介します。
2024年5月、大手総合商社様より在庫処分のご依頼をいただきました。
OEMで多種多様な商品を製造されている企業様です。

日焼け対策商品8000点の在庫処分


今回の案件は以下の通りでした。

在庫商品:日焼け対策アームカバー・ネックカバー(UVカット機能付き)等の雑貨
数量:8000点
特徴:シリーズ商品、全て紙パッケージ付き
処分理由:新パッケージへの移行に伴う旧在庫の整理

在庫処分の背景

今回のご依頼主は、商品ラインナップの刷新に伴い、新しいパッケージデザインを導入することになりました。
これにより、前年度の在庫が余剰となり、保管スペースの確保と新商品への円滑な移行のため、旧在庫の処分が必要となったのです。
このような状況は、多くの企業で起こり得るシナリオです。
製品ラインの更新や市場トレンドの変化に伴い、既存の在庫が急速に「古い」ものとなってしまうことがあります。
しかし、これらの在庫は決して無価値ではありません。適切な方法で処分することで、企業にとって新たな価値を生み出すことができるのです。

在庫処分の見積・再販条件

価格設定:
1点あたり150円での買取りを決定しました。

商品の季節性(これからのシーズン商品)
商品の状態(新品・未使用)
市場での需要予測

時期的にシーズン商品だったため、高値で買取価格を設定させていただきました。
またシリーズ商品のため、セット販売がしやすかったのも高値になった理由です。

取引条件:
お客様との取り決めにより、以下の条件で再販を行うことになりました。

オンライン販売は不可
実店舗での販売のみ許可

ネット販売を行っていた商品のため、ネット販売不可の条件となりました。

再販方法:
中小規模の小売店向けに、商品をセットにまとめて卸売りすることで、効率的な在庫消化を実現しました。

定期的な取引先であることもあり、依頼から2週間という短期間で全ての商品の引き取りとお支払いまで完了しました。

定期的な在庫処分の重要性


今回の事例の総合商社様とは年に2~3回の定期的な取引があります。
これは、在庫管理を継続的に最適化することの重要性を示しています。
定期的な在庫処分により、以下のメリットが得られます。

保管コストの削減
新商品のための空間確保
キャッシュフローの改善
市場変化への迅速な対応

また、継続的な取引関係により、両者のコミュニケーションと処理プロセスが効率化されています。
これは時間とリソースの節約につながり、ビジネス全体の効率を高めます。
継続的な取引のため、お互いの信頼関係が構築できていることも、スムーズな在庫処分を進めることが可能になります。

今回もオンライン販売を避け、実店舗での販売に限定することで、ブランドイメージを保護しつつ、効果的に在庫を処分することができました。
これは、単に在庫を「売る」のではなく、戦略的に処分することの重要性を示しています。

早めの在庫処分により、日焼け対策商品という季節性の高い商品をシーズン中に処分できたことも大きいです。
これにより、在庫の価値の最大化=在庫買取価格の最大化をすることができました。

在庫処分が企業にもたらす価値


キャッシュフローの改善
不動在庫を現金化することで、キャッシュフローが改善されます。
同時に、保管コストの削減により、在庫にかける経費を抑えることができます。

業務効率の向上
倉庫の保管スペースの有効活用が可能になります。
売れない商品=在庫で倉庫が埋まっているよりも、売れる商品を保管しているほうが絶対に良いですよね。
また、在庫管理の簡素化により、コア業務への集中ができ、業務効率が向上します。

市場戦略の最適化
在庫数を適切に保つことで、新商品の導入をスムーズに行えます。
これは市場トレンドの変化に迅速に対応することを可能にします。

ブランド価値の保護
適切な再販戦略により、ブランドイメージを損なうことなく在庫処分が可能です。
弊社では、ネット販売、実店舗販売、卸売・小売の国内ルートを保有しています。
国内市場への影響を与えないために、海外での卸売・小売、直営自社小売店舗も選択いただけます。
お客様や在庫商品の状況により、最適な在庫処分プランを提案しておりますので、安心してご相談ください。

環境への配慮
昨今ではSDGsの取り組みや環境保護の観点から、在庫商品の廃棄を行うことは企業イメージの低下につながる恐れがあります。
また、商品を廃棄せずに再利用することで、環境負荷の低減が可能です。

戦略的な在庫処分の重要性


今回の事例が示すように、在庫処分は単なる「不要品の処理」ではありません。
適切に行うことで、企業の成長と効率化を促進する戦略的なツールとなり得ます。
定期的な在庫の見直しと処分は、企業の健全性を維持し、市場の変化に柔軟に対応するための重要な施策です。
また、信頼できるパートナーと協力することで、このプロセスをさらに効率化し、最大限の価値を引き出すことができます。

お客様の企業でも、眠っている在庫はありませんか?
それらの在庫は、適切に処理することで新たな価値を生み出す可能性を秘めています。
在庫処分に関するお悩みやご相談がございましたら、ぜひ弊社にお問い合わせください。
豊富な経験と専門知識を活かし、お客様のビジネスに最適な在庫処分ソリューションをご提案いたします。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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