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某有名肌着メーカー様:コロナの影響で販売不振による在庫処分事例【レディース&メンズ肌着約2万枚】

2023年1月10日 6:26 PM


コロナ禍で営業不振に陥っている業種は多数あります。
飲食店はじめアパレルメーカーや小売店でも経営不振が相次いでいます。
とくに、在庫を抱える業種は不良在庫が増え、その行き先に困惑しているとも。
そこで、今回は、コロナの影響で販売不振になった某有名肌着メーカー様より在庫処分依頼を頂いたので、ご紹介させていただきます。

コロナ禍の経営不振は続く?

コロナ禍での経営破綻は今もなお続いています。
負債1,000万円以上の経営破綻は12月末には累計で5,000件を超える見通しのようで2021年では年間で1,700件を超え、2020年と比べ2倍に増えたといわれています。
そして、2022年はさらに2021年の件数を上回り、2022年11月までに2000件を超えているとのことです。

業種別では、飲食が最多となり、建設、アパレル、飲食卸し、宿泊が継続して破綻しています。
また、小規模事業者ほど業績回復のめどが立たず、日々の資金繰りに追われている企業も少なくないようです。
さらに、原材料コストや人手不足など負担となり、コロナ関連の経営破綻は当面続く可能性が高いと示唆されています。

参考:東京商工リサーチ コロナ破たん増勢続く 来週にも累計5000件へ 「新型コロナウイルス」関連破たん

コロナウイルスによるアパレル業界への打撃

コロナ禍によって外出自粛が要請され、その定着からアパレル業界にさまざまな影響を与えました。

●低コスト商品志向の人が増える
コロナ禍によりモノへの見方が変わり、高級志向から低コスト商品志向の人が増えた傾向にあります。
今では、低コストの商品でもデザイン性が高くなり、定価よりも高く見えるものもたくさんあり、「高級品を買う意味」が薄れてきている層も一定数います。
ミドルプライスゾーンからハイブランドなどを展開するセレクトショップの中には、前年割れをしているところもあります。

●高級志向に変わった人もいる
長く使えるものを買いたいという思いから高級志向に変わった人もいます。
コロナ禍を経験したことにより「自分にとって本当に大切なものは何か」と断捨離したり、クローゼットを見直す人が増えました。
長く使えるものを購入することにより、購入数の減少が見られます。

●ECサイト活用・需要の増大
コロナ禍で外出自粛をする人が増え、オンラインで購入する習慣が身についてきたという人も多いのではないでしょうか。
実店舗に行く必要がなく、自分の好きな時間に好きな場所で簡単に購入できることから、今後もECサイトの需要は拡大していくでしょう。

以上の現象から、アパレル業界では、クローズする実店舗のブランドが増え、残ったショップでも在庫を抱え続けているという課題があります。

某有名肌着メーカー様:コロナの影響で販売不振による在庫処分事例


依頼主のメーカー様は、レディース・メンズ肌着を生産されています。
主にブランドのOEM生産を請け負っており、プライベートブランド(PB)も生産していました。
毎年企画生産し、在庫をしっかり保有しながら全国の小売店へ販売を行うスタイルで長年続けてきたメーカー様です。
しかし、コロナの影響で小売店が販売不振となり、在庫が何十万点にも増えてしまうことに、、。

すべての在庫品の明細の作成やサンプル確認を行うとすごく時間と手間がかかってしまいます。
今回は、すぐに手配できたリスト分(2万点)のみで最初のお取引をすすめました。
残りの在庫も継続で取引を行い、順次在庫処分をしていく予定です。

在庫品の仕分けも数量が多いため、仕分けのための場所を用意する必要が出てきます。
今回は、メーカー内である程度の数量が塊である商品のみをピックアップしていただきました。
そのため、買取金額にはかなりの開きが出ています。

2022年9月よりメーカー様と買取依頼の相談が開始し、2022年10月に買取が完了しました。
2万点の買取を行い、同時に現金お渡し完了時期も2022年10月と、相談開始から現金お渡しまで約1か月の期間となりました。

再販売は、弊社のオフプライスストアColorsでも販売は行う予定ですが、数量が多いため小売店への卸売りで主に消化する予定です。
今回の商品は3年前からの在庫品がほとんどで、在庫処分品としては流行に沿った新しいデザインが多かったです。
有名メーカー様の商品のため、品質も良く再販売先にも喜ばれています。

【買取事例概要】
・買取商品:レディースとメンズの肌着(ブランドOEMとPB商品)
・上代:いろいろ
・買取数量:約2万枚
・買取単価:30〜100円
・再販規制の説明:ブランドOEMは付属のPOP除去、PB商品は販路規制なし
・再販先:小売店への卸売りで消化

販売不振になると「在庫を残すのでは」という恐れから企画・生産に慎重になりがちですが、常に新しい商品を生み出していかなければ売上は向上しません。
もちろん在庫をすべて消化できることが望ましいですが、もしも在庫が残ってしまった場合の助け舟が出せる一助になれるのが弊社の強みです。

アパレルメーカー含む衣料品メーカーでは、3年が過ぎてしまうと「型落ち」「流行はずれ」となってしまいますが、在庫処分として取り扱えば3年前の在庫でも再販先からすると喜ばれるケースも少なくありません。

また、肌着は外から見えないものなので、あまり流行を気にしないという人も多数います。
こういった理由からも、3年前だからといって安易に廃棄せず買取依頼として一度ご相談ください。
成立すれば、処分側も受入先もプラスになり、双方でwin-winとなります。

ブランド毀損を起こさない在庫処分

在庫商品を処分する際、メーカー様が一番恐れているのはブランド毀損であることが多いです。
処分後の商品が驚くほどの低価格で市場に出回ると、ブランドイメージの低下でマーケットに影響を与えてしまうため、ブランド名がわかるような商品は廃棄処分にされがちです。
しかし、弊社では、ブランド名がはっきりわかる売れ残り商品の処分が難しくなるようなライセンス商品の在庫処分も得意としております。
タグの付け替えによりブランド名をなくして販売するため、ブランド毀損を起こさずに流通させます。

完全別注、OEMなど自社タグがあるもの、ブランド名が記載されているものもご安心ください。
不良在庫、余剰在庫の行き先に悩んでいるメーカーさまはぜひ株式会社shoichiまでご相談ください。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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