株式会社shoichi

特徴的なアパレル商品をブランド毀損させない方法で在庫処分 ブランドトップス【13000点】

2019年9月25日 4:39 PM

ブランド毀損
日本国内で百貨店展開をしているアパレルブランドからの在庫処分依頼を受けました。
商品はTシャツですが、胸にブランドロゴが入っています。
このようなひと目でブランドがわかってしまう、かつネーム替えにコストがかかってしまう商品は、通常だと廃棄処分になってしまいます。

なぜ廃棄処分を選択するのか?

ブランド名がわかってしまう商品は、国内で流通させ、低価格で市場に出回るとブランド毀損を招きます。
この場合は、海外輸出を行い海外市場で消化するのが一般的です。
ですが日本の場合、中国・台湾・韓国への海外輸出を行うと通常は海外の卸売業者の手に渡ります。
そこで、日本のバイヤーが商品を買い付けて、日本国内に持ち込む恐れが出てくるのです。

この場合も卸売業者ではなく、小売業者に確実に商品が渡るなら、日本へのシップバックの可能性は無くなるので、選択肢として出てきます。
海外で小売で商品を買い付けても、日本への輸送費用などコストがかさむため、わざわざ商品を日本へ送るバイヤーはいません。
ですが、『必ず小売で販売してほしい』などの細やかな対応を行う在庫処分業者が少ないのが現状です。
在庫処分の場合は、ロットも大きくなりがちなため、小売だけで消化を行う手間やコストを在庫処分業者が嫌がるのです。

結論としては、ひと目でブランドがわかってしまう商品は在庫処分が非常に難しいです。
ブランド名を付け替えて海外輸出をすれば安心ですが、コストがかかるため現実的ではありません。
(今回の商品のように、Tシャツの胸にブランドロゴが入っている場合はなおさらコストがかかってしまいます。)
そうなると、コスト面から廃棄処分を選択せざるを得なくなります。

Shoichiでの在庫処分

弊社では、ブランド名がわかってしまう商品や日本国内での流通を望まない商品もお引き受けしております。
基本的には海外輸出を行いますが、お客様の希望に合わせて商品の取り扱いを行います。
Shoichiでは、海外展開している自社の小売店を7店舗保有しています。(2019年9月現在)

カラーズ店舗
カラーズ店舗
カラーズ店舗

アパレルショップColors店舗一覧
東南アジアを中心に展開しておりますが、日本ブランドはブランドとして認知されていないため、海外店舗で販売することでブランド毀損の危険を回避できます。
もちろん、日本の市場に与える影響は皆無です。

お取引内容

今回提案させていただいたのは、下記の2パターンです。

1,中国・台湾・韓国にブランドネームをカットして輸出する
タグカット
ネームカットをしてネーム無しで販売することにより、ブランド名をわからなくします。
なおかつ、B品となるためバイヤーが買い付けて日本に送るリスクを回避できます。
この場合の買取価格は、B品価格となります。

2,東南アジアの弊社店舗で小売販売
カラーズ海外店舗
弊社の実店舗『Colors-カラーズ』のマレーシア店舗で販売。
ブランドとして認知をされていないため、ブランド毀損の恐れがありません。
万が一日本のバイヤーが商品を見つけたとしても、小売価格では日本へのシップバックは価格が合わなくなるので危険はありません。
この場合は、一般アパレルの買取価格となります。

今回は2の弊社小売店舗での販売を選択していただきました。
13000点、1点あたり420円の買取となりました。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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