アパレルOEMメーカーのレディースコートの在庫買取【3000点】
2020年12月23日 10:59 PM
アパレルOEMメーカー様から在庫買取のご依頼を頂きました。
コロナウイルス感染症で海外への渡航が制限。
海外工場の品質管理が出来ず、商品としては問題無いものの、
ブランド品としては売れないということで
キャンセルを受けてしまったそうです。
アパレルのOEMメーカーとは
ブランド運営会社に対して服をプレゼンし、指示を受けてサンプルを作成。
生産受注が取れたら海外の工場で製品を作らせて、各ブランドへ納品しています。
海外工場での生産ですと品質管理が気になるところですが、
生産の途中で現地に行って抜き取りチェック。
ミスが起こったり、自社の基準に満たないものは
その都度修正指示をすることで品質を保持しています。
コロナウイルスによるアパレルOEMメーカーへの影響
今回お話頂いたメーカー様も、
いつもは日本人スタッフが1-2ヶ月に一度
現地でクオリティ確認をしていたそうです。
しかし、コロナウイルスの影響で渡航が制限・禁止されると、
海外工場でのチェックや修正指示が出来ないため、
商品の品質管理が出来ずミスが発生し出します。
ついには生地の向きを上下逆にしてしまう致命的なミスが発生。
ウールなどの毛羽立つ生地のものは
上から下に毛羽立たせると色が変わってしまうことに。
逆毛のコートは洋服としては問題ありませんが、
ブランド商品としては売れません。
結果、商品のクオリティが落ちたということで
キャンセルを受けてしまいました。
全く作らないというわけにはいかないので
生産自体はしたそうですが、このミスは痛いところです。
■レディースのコート
数量:3000点
商品単価:480円
ネーム交換あり
ブランドの名前が入っているため、
ネーム交換かネームカットをご希望されていました。
通常、ネーム交換をするとコストがかかるため買取の値段は下がってしまいます。
一方、ネームカットですと低コストにはなりますが、
カット後のタグが残るのでB品として取り扱うことになってしまいます。
今回のコートはA品として再販した方が
買取価格も結果良くなりますので、
ネーム交換をご提案・ご対応させていただきました。
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>