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コロナの影響で百貨店催事が中止-某有名アパレル商社の在庫処分【約6000点】 | 株式会社Shoichi

コロナの影響で百貨店催事が中止-某有名アパレル商社の在庫処分【約6000点】

2020年7月01日 4:31 PM

商品確認
5月末で解除を迎えたコロナウイルスによる緊急事態宣言。
アパレル業界に大きな影響を与えました。

大都市では商業施設の休業要請がなされ、アパレル関係では百貨店、ショッピングモールなど人が集まりやすい大型施設は軒並み休業していました。
緊急事態宣言が発令されたのは4月16日。
5月初旬には解除予定とされていましたが、コロナウイルスの感染拡大は収まらず、5月25日の解除まで1ヶ月以上の長期間に渡りました。

特に5月は長期休暇であるGW(ゴールデンウィーク)があり、経済活動が活発になります。
GWの催事、イベント、セールを逃してしまったアパレル販売店への影響は計り知れません。

夏前の百貨店催事

毎年百貨店では、夏前の時期に催事を行い、春物と夏物のセールを開催します。
在庫として保有している前シーズンの商品なども含めて大々的に行うため、商品種類も豊富で毎年売れ行きの良い人気のセールです。
毎年楽しみにしていらっしゃる来店客も多いのですが、今年は緊急事態宣言により店舗が休業していたため、軒並み中止となりました。

百貨店側も、この夏前催事は在庫商品を大量に消化でき、売上も期待できるので特に力を入れています。
この催事の利益で秋冬物の仕入れも行うため、年間の販売計画が大幅に狂ってしまった状態です。

アパレルは季節によって売れる商品が変わります。
季節を先取りして商品を準備し、陳列することで消費者の購買意欲を刺激します。
休業前は春物の時期でしたが、休業明けは一気に夏物への陳列変更と秋物の準備も行います。
休業のため販売できなかった春物夏物の在庫を抱えたまま、秋冬に向けての仕入れを行わなければなりません。

今期の在庫を来年まで持ち越せば十分販売利益は見込めますが、資金力が潤沢でない企業は厳しい状況に置かれています。

百貨店ブランドの在庫処分

タグカット
毎年定期的に開催予定の百貨店催事がコロナウイルスの影響で中止となり、春夏アパレル合計約6,000点の消化目処が立たず、在庫処分依頼がきました。
依頼主は某有名アパレル商社です。

商社と百貨店とは「消化仕入れ」の契約だったため、商品が売れた時点で仕入れが発生する仕組みです。
休業中の4月~5月の販売利益はほぼゼロの状態。
緊急事態宣言解除後に百貨店の営業は再開されましたが、来店客数は低迷し販売不振が続いています。

在庫商品の中にはブラウス10,000円~、ワンピース20,000円~、ボトム20,000円~と某有名百貨店ブランドが多数ありました。
来年まで持ち越せば十分売れる商品ですが、この在庫量では保管にかかる倉庫家賃が莫大になるのと、少しでも現金化して秋冬の仕入れに備えたいとのお話でした。

再販時は、ブランド名・メーカー名は出さないでほしいとのご要望のため、ノーブランドとして販売予定です。
高級な百貨店ブランドのブランドイメージ保持のため全ての商品をタグカットとタグの付け替えをして販売するというのが条件でした。
ブランド名のタグの付け替えをするため、人件費などコストはかかりますが、高品質な百貨店ブランドのため高額買取が行えました。

■百貨店ブランド商品
約6,000点 (ブラウス・ワンピース・ボトムなど)
タグカット・糸取り工賃込み
商品単価500円


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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