2020/3/31繊維ニュースに掲載されました
2020年4月05日 9:33 PM
新型コロナで在庫処分買取が3倍に
在庫処分業、ショーイチでは新型コロナウイルス感染拡大の影響により「アパレル業界各社からの在庫処分要望(問い合わせ)が増え、買取料が3倍に」なっている。
イベント中止など新型コロナは各方面に影響を与えた。
①ファミリーセールで販売しようと用意していたアパレルが大量に余る
②中国生産の納期遅れで販売時期を逃した衣料品がキャンセルされ露頭に迷う
③スポーツイベントで販売を見込んでいたTシャツが余剰となる
このような現象が現れた。
一方、倉庫料金や運賃も値上がり傾向にある。
商品をそのまま手持ちにしておき、来年に売ろうとしても不透明でコスト負担が増すため、「在庫をすぐ処分してしまおう」という意識がアパレル側に強くなっている。
業務拡大で天理市に倉庫を購入
ショーイチは、奈良県天理市に焼く1650平方メートルの倉庫を購入し、活用を開始した。
衣料品など50万点に対応できる。
「在庫処分業界にはいい加減な業者もまだ多い。当社はそこからの脱却をいち早く目指してきた。他の在庫処分業者と大きく差をつけるポイントは、自社倉庫と物流を持っている点だ」としており、大量、迅速に在庫買取するために自社倉庫を活用している。
同社はすでに大阪市内に倉庫を保有するが拡大するニーズに対応して新倉庫を活用する。
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>