6~7月のアパレル在庫買取数が例年の2.6倍に
2020年9月02日 10:58 AM
法人在庫処分会社レポート
㈱shoichi(東京・大阪)の2020年6~7月のアパレル在庫買取数が例年の2.6倍となりました。2月の買取数も例年の3倍となっていましたが、3月以降は買取数量は例年並みに落ち着きました。5月末からアパレルの在庫買取依頼が増加し、7月末の集計では例年の2.6倍の数量となりました。
6~7月のアパレル在庫買取数は例年の2.6倍
弊社は法人専門の在庫処分会社ですが、取り扱い商品の8割をアパレルが占めています。
新型コロナウイルス感染拡大の影響から、販売店の休業や時短営業を受けてアパレル在庫の買取依頼が増加しています。2020年2月のアパレル在庫買取数も例年の3倍となっていました。
買取依頼にはすべてお応えするスタンスで営業を行っておりますが、3月以降は買取依頼が減少し弊社の在庫数も落ち着きました。
しかし、5月末から在庫買取依頼が増加しております。
3月以降のセールが緊急事態宣言の影響で開催できなかったため、アパレル各社は春物製品の売上を落としました。
コロナウイルスによる物販事業全体の在庫増のため、倉庫の単価を上げる倉庫会社が増えており、保有コスト増加のため、在庫の現金化を希望される企業様が増えています。
継続販売予定商品の在庫処分の場合は、ブランド毀損が懸念されますが、弊社では市場でのブランド価値を守るため、商品によって細かく販路制限を設けさせていただきます。
弊社では、買い取った商品を自社通販サイト、直営小売店にて消化しています。
直営小売店は国内11店舗、海外店舗はマレーシア・カンボジアに7店舗ございます。
海外店舗は都市のロックダウンの影響を受けましたが、現在では営業再開しております。
【直営小売店Colors HP】https://fashionoutlet.jp/
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>