2021年アパレル在庫買取数がコロナ以前の2.5倍を継続
2021年11月26日 2:17 PM
法人在庫処分会社レポート
㈱shoichi(東京・大阪)の2021年10月末までの集計でアパレル在庫買取数がコロナ以前の2.5倍で推移しています。2020年に発生したコロナウイルスの影響でアパレル業界は不振となっています。2021年も引き続き低迷しており、緊急事態宣言は解除されましたが、依然販売店への人出は少ない状況です。
2021年アパレル在庫買取数はコロナ以前の2.5倍で推移
新型コロナウイルス感染拡大の影響から、販売店の休業や時短営業を受けてアパレル在庫の買取依頼が増加しました。
2020年2月のアパレル在庫買取数は例年の3倍、2020年6~7月の買取数も例年の2.6倍となっており、2021年以降も買取依頼はコロナ以前より増加傾向でした。
2021年は10月末までの集計で、買取数はコロナ以前の2.5倍で推移しています。
買取在庫数が2倍を超えることは、法人向け在庫処分サービスを開始した2005年以降、初めてのことです。
緊急事態宣言の解除とコロナウイルス感染者数も減少傾向、セールイベントも復帰している状況でも依然在庫買取依頼は増加傾向です。
一番大きな原因としては、セールなどイベントや実店舗への集客が不振なことです。
コロナの影響で消費者のライフスタイルが変化したことが大きく影響を及ぼしています。
ECの好調による実店舗の不振、人混みを避けるようになったこと、冬季はコロナウイルスが再び活性化するのではないかと懸念もあります。
コロナウイルスの影響を受け、物販事業も全体的に売れ残りの在庫数が増加したため、倉庫の単価を上げる倉庫会社が増えており、在庫保有コスト増加のため在庫の現金化を希望される企業様も増えています。
■株式会社shoichi
弊社は法人専門の在庫処分サービスを行っており、取り扱い商材の7割をアパレルが占めています。
弊社では買取したアパレル在庫品は販路規制を細かく設定し、ブランド毀損を起こさないよう二次流通させています。現行商品の在庫処分もお任せください。
【著者紹介】 山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。
山本昌一プロフィール>>