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【最高にうまいハンバーガーの作り方】自分が出来ない仕事を、どうやって人に頼むのか

皆さんに相談したい。
過去の私(山本昌一)は
「自分が出来ない仕事に関して、他人や部下に成果を求めたり、評価をしたりする資格はない。」
と考えていた。
具体例を出そう。
・マクドナルドで、ろくにハンバーグも焼けない社員がアルバイトに
「お前らもっと綺麗にハンバーグ焼けよ!」と怒鳴る。
・掃除をすることが大の苦手の部長が、会社の女の子に
「事務所が汚いと、心まで汚くなるやろ!!はよ掃除しろ!」
と怒鳴ってコーヒーを飲みに行く。
・アパレル会社の社長が、デザイナーに
「もっと売れる服を作れ!!」と発狂する。
上記のような、「自分が出来ない仕事に関して、人に成果を求める」ことは非常に愚かに見えていた。
ただ、高い視点から見ると、上司は全員が万能ではないし
組織は、自分に出来ないことを補完しあうから組織なのだ、ということもわかってきた。
だが、客観的に見ると、上記具体例の行動は、他人には受け入れがたい。
私がマクドでバイトしていても、「このオッサン、自分でハンバーグすら焼けへんくせして、人に押し付けやがって!ボケが!!」と思う。
しかし、組織としてはアルバイター山本にうまいハンバーグを焼かせないといけないし、アルバイター山本がうまいハンバーグを焼けないと、罰としてブン殴らなければならないと思う。
我々は、組織のために、どうやったら「自分が出来ない仕事に関して、人に成果を求める」ことが出来るのだろうか?
私は久しぶりに悩んだ。
悩んだ。
悩んだ。。
悩んだ。。。
何しろ、価値観を変えて、新しい行動基準に落とし込む作業だったから超悩んだ。。。
しかし、問題に対しては、どんなつまらない案でもぜっっったいに仮説を出さなければならない。
苦し紛れに、下記を考えてみた。。
「自分が出来ない仕事に関して、人に成果を求める」ための3つの方法
1・心から建設的であれ
まず、自分が建設的でなければならないと思う。
私利私欲のために他人を動かしてもいつか壊滅するし、その悪意は必ず伝わると思う。
我々は、常に建設的でなければならない。
2・目的を共有する
では、何に対して建設的になるかというと、「我々の共通の目的」に対してである。
会社だと、ミッション(「私の人生の目的は新しいアパレル流通を作り全ての人々を幸せにすることである!」とかそういうの。)が目的だろう。
恋人なら、「私たちが幸せな結婚生活を送るためには」というのもある。
こういった目的を設定し、共有することによって、途端に「建設的」が真実味を帯びると思う。
説得力が増し、言葉が力を持つ。
「私はあなたと同じ目的に向かって頑張っている。その目的を達成するために、私が出来ない仕事をあなたにやって欲しいのです。」
こう言われると、やる気になる。
言葉に力がこもる。
3・自分の責務を果たす
自己の成長を促し、「2・目的共有」を補完し、目的を実現させるための方法が「自分の責務を果たす」だと思う。
アタリマエのことだが、組織の中で他人に要望を出すには、自分が仕事が出来ないよりは、出来た方がいい。
「私はあなたと同じ目的に向かって頑張っている。その目的を実現するために、私が出来ない仕事をあなたにやって欲しいのです。」
→これも相当に説得力のある言葉だが、責務を果たすと下記のように変わる。
「私はあなたと同じ目的に向かって頑張っている。その目的を実現するために、私はこれだけの仕事をしました。それでも、私がこなせる仕事は限られている。だから、私が出来ないこの別の仕事をあなたにやって欲しいのです。」
→ここまでいくと、言われた方は反論もなく、すんなり仕事をするとことが出来る。
例を挙げよう。
私はあなたと同じ「夫婦円満」という目的に向かって頑張っている。その目的を達成するために、私は「朝のゴミ出しと、洗濯物の取り入れと皿洗い」をしました。それでも、私がこなせる仕事は限られている。だから、私が出来ない「夕飯の支度と掃除」をあなたにやって欲しいのです。
私はあなたと同じ「お客さまが最高に美味しいと思うハンバーガーを作る!」という目的に向かって頑張っている。その目的を達成するために、私は「最高にうまいポテトを揚げて」います。それでも、私がこなせる仕事は限られている。だから、私が出来ない「最高にうまいハンバーグを作る」をあなたにやって欲しいのです。
私はあなたと同じ「新しいアパレル流通を作る」という目的に向かって頑張っている。その目的を達成するために、私は「会社のお金回りと、営業関係の統括」をしています。それでも、私がこなせる仕事は限られている。だから、私が出来ない「デザインや、生産管理」をあなたにやって欲しいのです。
という論理に落ち着いたのだが、皆さんどう思いますか?
あなたは、うまいハンバーグを、建設的に焼く気になりますでしょうか?
私にこう言われて悪い気がしなかったら、いつか出会う貴方の同僚に、同じようにしてあげてくださると嬉しいです。
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コメント / トラックバック3件

  1. 松本 義弘 より:

    こんばんは、私は御社というか、貴殿を何かのテレビで物を「新しい発想で売る人」と紹介されていたテレビで見たことがあり、また偶然にもここ最近、御社のHPを知り、貴殿のiPhoneに対するその未来性などに共感する貴殿より8つほど年上の零細気企業の4代目に当たる者です。
    当社は、創業は明治に始まり、私の曽祖父の時代に大阪市に市電が走る頃、
    曽祖父が、市電の線路の脇に敷き詰める敷石で一時期財をなし、戦後の混乱により、家業が衰退し、現在は社長である父と、専務である私とが公共事業に必要な建材、骨材を卸売りする小さな株式会社となっています。今の世の中は公共事業に厳しく、またそれに携わる公務員の削減、建材、骨材の破壊的な価格競争に陥るなど、大きな変革の時を迎え、「どういうアプローチで、どういう目的で会社を存続させていくのか」を日々、考える日々です。今日のブログの中の題名の「自分に出来ないことをどうやって人にさせるか」私的に例えかえるならば、「自分の見えない未来をどのように見据えていくか」という問いに
    非常に内容が似ていたので、今までは拝見だけしておりましたが、「常にどう動いていくか」の難しさを考えさせられたブログでしたので、コメントさせていただきました。今、日本にはこのような「どう進めばいいのか分からない」ことで息詰まろうとしている会社は数万、数十万はあろうかと思います。又、分野が違い、あまりその仕組みもわからぬと思いますが、もし貴殿が当社のような分野にいた場合、まず、「どのような考え方をなさるか」非常に興味をそそられます。いつも拝見しておりますので、貴殿ならばどのように物事を整理し、問題解決に導いていくのか、貴殿の会社運営の例などでブログにて参考にさせていただければ幸いと思っております。

  2. admin より:

    松本様

    御世話になっております、山本です。
    上記、有難うございます!
    先輩にそう言っていただけると恐縮です、、、
    頑張ります!

  3. admin より:

    こういちろう 2010年05月14日 01:00
    大雑把に言うと、
    男性に対しては、事業のビジョンや会社のミッション(夢)を通して地位、お金、趣味など何でも良いが自己実現を図ることができることで魅了して働いてもらう。

    女性に対しては、毎日が楽しいとか気のあった仲間が大切とかそういうアプローチが重要で仲間意識(ファンでも良い)をもってくれれば自然に色々やってくれるのではないでしょうか。

    あくまで傾向的なものであって、女性でも夢やビジョンで働く人もいれば、男性でも仲間意識などで働く人もいるとは思いますが。
    shiroukaieda 2010年05月14日 01:39
    え、学ドルって今までそういう考えだったんだ。ちょっと意外。
    単純に「僕は君ができないことやるから、君は僕ができないことやって」
    で大体の人は納得するんじゃないかと。
    「組織は個人の欠点を補い合うためにある」って事は、大体の人が理解してるんじゃないかな。
    タサ力 2010年05月14日 02:20
    超シンプルに、「成果上げる事に対するメリット(報酬)を明確にする」のも一つの方法だよね。
    ここが不明瞭だとよっぽど意識の高い(先を見てる)人じゃないと行動できない。
    自分はハンバーガーを焼けなくても、上手に焼ける人間に対価を与える事はできる。
    山本@アパレル在庫業 2010年05月14日 08:56
    こういちろうさん
    先輩にそんな助言もらえると嬉しいです。
    では、私の会社の目的は
    「「私の人生の目的は新しいアパレル流通を作り全ての人々を幸せにすることである!」で、男女とも同じ目的を共有出来ているということですね!

    shiroukaiedaさん
    それを最近、ガッツリ言えない自分に気づいたんよね。
    根拠なきべきことはスべきではない。
    根拠、根拠、根拠…と思ってたら、
    「僕は君ができないことやるから、君は僕ができないことやって」 に根拠がないことに気づいたw
    禅問答ですよw

    タサカさん
    なんか、報酬も重要なんですが、究極的に言うとそれは難しいんです。
    なぜなら、アパレルは他の業種と違って、薄給だから。(笑)
    どこまでいっても、安いんです(笑)
    僕の在庫処分も、やっぱり本質的にはアパレルだからその枠から出ることはできなくて。
    だから社員にとって、給料よりも自己実現感が大事かなぁと思うのです。
    やん 2010年05月15日 22:37
    こんばんは

    ボクは単純にその人(上司)が尊敬できるかどうか?
    ってことじゃないかなって思います。
    結局自分がハンバーガーを焼くことが出来ないのを
    認めていないから、反感をかうのではないでしょうか?

    人間は感情で動く生き物だと思います。
    安くたって欲しくなければ買わないだろうし
    逆に欲しくなったら高くても買う。

    それと同じで、一緒に仕事したい、とかこの人の助けになりたい
    って思わなければ何やってもだめなのかなぁ って思います
    少なくともボクはそうですね。

    まあ極端に高い報酬があれば別ですが(笑

    答えになってないかも。スミマセン
    uko 2010年05月16日 08:32
    要は頼み手の問題。

    依頼する側の人格、言葉使い、態度、日々のおこない・・・
    色々あるけど信頼できるかも大事。

    自分の場合は、その人のためと自分のならやりたい、
    仕事>報酬にならなければ信用第一です。
    カニータ 2010年05月20日 00:36
    ハンバーグはがんばってきれいに焼こうと思えました!
    ただ、部長にはこれから「雑巾しぼり汁で淹れたコーヒー」を出すことにします。
    山本さんの日記はためになる話があっておもしろいですね~^^
    山本@アパレル在庫業 2010年05月25日 02:18
    やんさん
    いえ、コメント有難うございます。
    全員が全員、尊敬に当たる上司だといいんですが、そうでないのが組織だと思うんです。
    だから、「尊敬に当たる上司でなくても、部下を説得する方法を用意するのが社長の努め」ではないかと思うんです。
    まわりくどい言い方ですが、伝わりますか?

    ukoさん
    このご時世、仕事>報酬になるのは難しいと考えています。
    特に、薄給のアパレルならなおさら…

    カニータさん
    そうそう。ハンバーグ焼きましょう(笑)
    褒めて頂いて、恐れ入りますー
    本格派あーてぃすと 2010年05月25日 03:52
    ルールAを制定すればこのような理由で業績が良くなっていくはずです。万が一業績に変化がなくとも作業の効率化が図れますしルールに従うことで自制心を高めるきっかけにもなります。いずれにせよ会社にもあなたにも良いことになるのでこのルールAを定着させませんか?

    と日頃から上司に持ちかけてるのですが「わかった」と口先だけで全く変化がありません。

    やるための理由がいかにしっかりとしていても最終的に個人の裁量に任されてしまう現実に頭を痛めています。

    倫理を制定しても、日々考えてる人には伝わるが、考えていない人には伝わらないような気がします。

    先日後輩に言われました。「Tさん(私)の言っていることは100%正しいし、それに従うメリットも理解できるんですが、実行できない。」と。

    なぜかと問うたのですが「それはですね~ そこまでできないです。」と。

    成長するために頑張れる人間ばかりでは無いということみたいです。

    ちなみに上司には
    「うまいハンバーガーの作り方をお前はどんどん試してくれ!良い物はどんどん取り入れていこう!(俺はやらないから。)」
    と言われています。

    物の頼み方という本題からずれていますがその先にあるものという視点でコメントさせていただきました。

    尊敬に当たる上司でなくても、部下を説得する方法を用意するのが社長の努め…簡潔で素晴らしいです。使わせていただきます。

    山本@アパレル在庫業 2010年05月25日 16:01
    本格さま

    ちなみに上司には
    「うまいハンバーガーの作り方をお前はどんどん試してくれ!良い物はどんどん取り入れていこう!(俺はやらないから。)」
    と言われています。

    これ笑いました。

    その先にあるもということは、やはり結果しか無いですよねー。
    ただ、「他人」を変えることは不可能で。
    自分を変えた結果、他にもかわるというプロセスしかありえない。
    望む結果を得るまで、延々とアプローチを変え続けるしか無いですね。

    そして、それは一生続くと思います。

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