株式会社shoichi

「タンスの肥やし」に思い出添えて 2022/5/18産経新聞 となりのSDGs掲載

2022年5月18日 5:08 PM

2022.5.18(令和4年)掲載 産経新聞

古着販売 廃棄減へ知恵絞る

大量生産、大量廃棄が課題となっている衣料品で、ロスをなくすためのビジネスが活況だ。家庭に眠る高齢者の服を若者らに引き継ぐ、 衣料品メーカーから引き受けた在庫を売却につなげるなどさまざまな取り組みが進んでいる。令和2年に新規供給された衣料のうち、使用後に不要となる衣料の約65%が廃棄されるとの推計(日本総合研究所)もあり、引き続き廃棄削減、再利用の推進が求められている。資源の循環に事業者もアイデアで臨む。

(北村博子)

「物語」 提供

カフェや雑貨店が並び、若者のおしゃれスポットとして人気がある大阪・堀江。4月下旬、あるカフェの店内に、どこか懐かしさを感じるデザインの洋服が販売されていた。実は70代以上の人たちが家庭で眠らせていた古着という。
「これは提供者のお父さんが成人式で着たスーツ。あのジャンパーは母親がジム通いで着ていたものを娘さんからいただきました」
商品の由来を教えてくれたのは、大阪市西区でブティックを経営するデザイナーの永井純さん(59)。引き取った古着にまつわる思い出も紹介しながら販売するアパレルブランド「from clothes(フロムクローズ)」を昨年、ボランティア仲間の飯田貴将さん(24)と立ち上げた。
事業のコンセプトは「着ない服を着たいあなたへつなぐ」。「子供の授業参観に着て行った」など思い入れがあって残されているものも多く、古着にまつわる物語を提供するのはそのためだ。古着と思い出を循環させようという取り組み。服にまつわるエピソードに共感し、大切に使ってもらうことを狙う。

昭和ブーム

事業のきっかけは、知人から母親の”タンスの肥やし”の処分を頼まれたこと。引き取ってみると、生地やデザインのよいものが多く、思い入れがあって残されたものばかり。廃棄するのは忍びなく、扱いに悩んでいたところ「世代が変われば欲しい人がいるのでは。思い出も伝えたらどうか」と飯田さんが提案した。
飯田さんが同世代の友人らに声をかけて販売会を開くと、服にまつわる思い出に共感する人が続出。「昭和ブーム」もあって好評で、ブランド立ち上げにつながった。
オーダーメード品など比較的高価で高品質な古着を引き取り。依頼者宅に出向き、服の思い出も聞く。販売会の開催は交流サイト(SNS)で知らせ、会場にはスマートフォンで読み取ると思い出が参照できる「QR コード」も設置。価格はブラウスなどの単品が3千円、ジャケットやワンピース5千円などで「若者に着てもらえるなら」と提供者にも喜ばれているという。
飯田さんは「(社会や環境に配慮した)エシカル消費の実践の場として若者らに周知できたら」と話す。

タグカット

売れ残りを処分する専門業者もある。
「shoichi(ショーイチ)」(大阪市中央区)は、衣料品メーカーの在庫品を買い取り、再販売などを手がける。ブランド品から廉価品まで定価の10%前後で買い取り、自社や提携のインターネットサイトで販売するほか、安価な小売店などへ転売。寄付や廃棄も受け付ける。買い取りは年間1千万枚以上、累計2千ブランドを引き受けているという。
特にニーズが高いのは、転売や寄付の際にブランド価値を守るためのタグの切り取りだ。再販売でブランド価値が低下すると懸念するメーカーも多く、在庫品の大量廃棄の温床ともされてきた。ブランドのタグを切り取り、再販売しやすくする。
「決算月に急いで売りたいと駆け込んでくるケースもある」と山本昌一社長(43)。また「断らない」のが信条で、首の通らない品質不良のセーターを2千枚買った際は、首元をハサミで切って海外で販売。「もうけはなかったが話のネタになり、逆に依頼が増えた」という。
同社は衣類の廃棄削減に向け、海外も含めた販路や寄付先の開拓を進めている。山本社長は「捨てられる服をさらに減らしたい」と話す。

【2022年5月18日 産経新聞 となりのSDGs掲載】


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社Shoichi代表取締役

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

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