日本で衣料が廃棄される量は年間100万トンといわれています。デザインが古くなったから、値下げするとブランドイメージが落ちるからなどの理由で、新品のウール製品も捨てられています。
リサイクル業を営む弊社shoichiでは、その事実を見過ごすことができず、廃棄される衣料をカンボジアなどに輸出するという事業を始めました。売上金は現地の孤児院や教育機関に寄付しています。日本の衣服の高い品質は、現地でとても人気です。素材や縫製のきめ細やかさに感動してくれます。国内で売れ残って捨てるはずの新品の服が、海外ではみんなを笑顔にできるのです。
もっと社会貢献したいという思いが募り、次に目をつけたのが中古のウール製品でした。廃棄するしか手立てのないウールを新しいニットに生まれ変わらせることはできないかと考え始めたのがきっかけです。