「捨てられた服の行方って、結局どうなるの?」と思ったことはありませんか。可燃ごみとして出した服は、回収されたあとに焼却されたり、一部は埋立処分されたりします。また、状態のよいものはリユースとして再流通したり、素材としてリサイクルされたりするケースもありますが、実は捨てた服の多くが再利用されていないのが現状です。

 

この記事では、捨てられた服が最終的にどのようなルートをたどるのかをわかりやすく整理し、なぜリユース・リサイクルが進みにくいのか、そして私たちにできることまで解説します。

日本ではどのくらいの服が捨てられている?捨てられた服の行方は

日本ではどのくらいの服が捨てられている?捨てられた服の行方は

日本では、私たちが想像する以上に多くの服が「手放され」、そのまま処分されています。

 

環境省の調査でも、衣類の多くがリユースやリサイクルに回らず、家庭ごみとして処理されている現状です。

 

まず初めに、割合のイメージがつかめるように、全体像を見ていきましょう。

約60%もの服が可燃ごみ・不燃ごみとして処分されている

「令和6年度循環型ファッションの推進方策に関する調査業務」によると、日本国内の生活者から手放された服のうち、約60%は可燃ごみ・不燃ごみとして処分されています。これは「ボロボロで着られない服」だけでなく、まだ着用できる状態のものも含まれる点がポイントです。

 

服を家庭ごみとして出すと、多くの場合は自治体の回収ルートに入り、最終的には焼却処分(一部は埋立)へ進みます。手間が少ない一方で、服が資源として活かされにくい処理方法でもあります。

リサイクル・リユースされる服は全体の38%(リユース30%/リサイクル8%)

一方で、リユースやリサイクルに回る服は全体の38%です。内訳は次の通り。

 

  • リユース:30%(中古品として再販売・譲渡され、もう一度「服」として使われる)
  • リサイクル:8%(繊維の原料やフェルトなどに再資源化され、別の形で活用される)


注目したいのは、
リユース(30%)に比べてリサイクル(8%)が少ない点です。リサイクルは、素材の分別や加工など工程が多く、コストや手間がかかりやすいこともあり、どうしてもハードルが上がりがちです。

 

つまり現状は「捨てる(約60%)」が最も多く「もう一度使う(リユース30%)」がそれに続き、「資源として生まれ変わる(リサイクル8%)」はまだ少ないといった構図だと理解するとイメージしやすいです。

消費者がリサイクル・リユースをせず処分してしまう原因

消費者がリサイクル・リユースをせず処分してしまう原因

服は「まだ着られる」状態でも、つい可燃ごみ・不燃ごみに出してしまうことがあります。背景にあるのは、環境意識の低さというよりも、日常の中で手間をかけにくいという現実です。

処理に手間がかからないから:76%

環境省のアンケート調査では、可燃ごみ・不燃ごみとして服を廃棄する理由として「処理に手間がかからないから」が76%と最も多く挙げられています。

 

リユースや回収に回したい気持ちがあっても、たとえば「回収場所まで持っていく」「フリマに出すなら撮影・採寸・梱包・発送が必要」といった工程をめんどくさいと感じ、処分を選択する方がとても多いです。

 

忙しいほど、このひと手間が大きな壁になり、結果として一番ラクな処分方法(ごみとして出す)に流れやすくなってしまいます。

アパレル企業・事業所でリサイクル・リユースが進まない原因

アパレル企業・事業所でリサイクル・リユースが進まない原因

続いて企業・事業所で取り組みが進みにくい代表的な理由を考えてみましょう。

 

「環境に配慮したい」「廃棄を減らしたい」と考えていても、企業側では理想だけでは動けない事情があります。服は種類も素材も幅広く、在庫の量も時期によって大きく変動しがち。

 

さらに、ブランドを守りながら処理する必要もあるため、リサイクル・リユースは想像以上にハードルが高くなります。

リサイクルにコストと手間がかかる

企業の在庫処分は、家庭の「衣類回収に出す」とはスケールが違います。段ボール詰めして送るだけで済むケースばかりではなく、数量の把握、品番ごとの仕分け、素材や混率の確認、異物混入のチェックなど、事前作業が発生します。

 

さらに、回収の手配や保管場所の確保、運搬費、分別・解体の加工費などが積み重なると、どうしても「廃棄するよりも高くなる」のが現実です。

 

特に、利益率が厳しい状況だと、環境投資を今すぐの優先事項にしづらくなります。

ブランド毀損や二次流通への不安がある

企業が一番気にするのは、「処理したはずの在庫が市場に出てしまわないか」という点です。

 

もしタグ付きのまま流通したり、意図しないルートで安値販売されたりすると、価格戦略が崩れたり、正規品の価値が下がったりする恐れがあります。また、B品やサンプル品が出回ってしまうと、品質面の誤解が生まれたり、クレームにつながったりすることも。

 

環境対応を進めたい気持ちはあっても、ブランドを守る責任があるからこそ、慎重にならざるを得ない企業は多いです。

回収・再利用の仕組みが社内に整っていない

リサイクル・リユースは、担当者の善意だけでは回りません。たとえば、どの部門が意思決定するのか(商品・物流・法務・広報など)、どんな基準で処理方法を選ぶのか、情報管理や監査はどうするのか、など社内ルールが必要になります。

 

しかし実際には、「繁忙期で手が回らない」「毎シーズン在庫状況が変わる」「関係部署が多く、調整に時間がかかる」などの理由で、運用が属人化しやすいのが難点です。

 

結果として、仕組み化できないまま、最終的にいつもの処分方法に戻ってしまうケースが起こります。

アパレルのリサイクルのお悩みならShoichiにお任せください!

Shoichiサスティナブル概要

アパレル企業・事業所でリサイクルが進みにくい背景には、「コストがかかる」「作業負担が大きい」「二次流通でブランドが傷つきそう」「委託後のプロセスが見えない」といった現実的な不安があります。

 

Shoichiは、こうした踏み出せない理由に寄り添いながら、余剰在庫の再資源化をサポートします。

 

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廃棄コストが重い企業でも始めやすい「買取型」リサイクル

Shoichiでは、回収した在庫をリサイクル原料として買い取る仕組みを用意しています。

 

これまで処分費として出ていっていたコストを抑えつつ、リサイクルに踏み出しやすい形にできるのがポイントです。

タグを1点ずつ手作業で除去し二次流通リスクを徹底的に回避

ブランド毀損が心配で「結局、廃棄を選んでしまう」ケースは少なくありません。

 

Shoichiは、工場内で解体作業を行う際に「商品タグ/ブランドタグ/洗濯表示タグ」を1点ずつ手作業で切断し、二次流通の不安を限りなく抑えた運用をしています。

回収から結果報告まで一元管理

リサイクルは「やったこと」よりも、「どう処理されたか」が見えないと社内説明や対外発信が難しくなりがちです。

 

Shoichiでは、全工程が完了した後にリサイクル結果の報告を行い、さらに解体処理・資源化処理の完了を証明する「リサイクル証明書」も発行しています。

 

つまり、「どのようにリサイクルされたのか」を確認できる体制です。この見える化は、取引先や消費者へ透明性をもって伝えたい企業にとっても使いやすい材料になるでしょう。

小ロット〜大規模在庫まで相談しやすいキャパシティ

「一度に量が出る」「定期的に余りが出る」「倉庫を圧迫している」など、在庫の悩みは規模もタイミングもさまざま。

 

Shoichiは自社倉庫(合計5,000㎡)と年間約600トン規模の処理能力を備え、状況に合わせた対応を行っています。

 

「処分コストを抑えながら、ブランドも守って、循環型の取り組みへ進めたい」そんな企業様は、在庫の整理からでも大丈夫です。まずはShoichiにご相談ください。

在庫の悩みから、無理なく循環型の一歩を

Shoichiリサイクルの流れ

捨てられた服の行方は、ほとんどが焼却・埋め立てされているのが現状です。

 

リサイクル・リユースを加速するためには、消費者・生産者が連携しつつ取り組みを進めていくことが今後ますます求められるでしょう。

 

Shoichiでは、買取型リサイクルによるコスト負担の軽減タグ除去によるブランド保護リサイクル証明書による透明性の担保まで、課題になりやすいポイントをまとめてカバーできます。

 

いきなりビジネスモデルを変えるのは難しくても、まずは「今ある余剰在庫」から整えていくことが、持続可能な取り組みにつながります。在庫処分やリサイクルでお困りの企業様は、ぜひお気軽にShoichiへご相談ください。

 

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