Rethink
Fashion Program

「ファッション」を再考・再価値化するコンテスト型プログラム

Rethink Fashion Program Rethink Fashion Program

PROGRAM STORY

私たちは、産業革命以降「たくさんつくって、たくさん売る」ことで豊かな社会を目指してきました。

しかし、その背景ではこれまで目を向けてこなかったさまざまな課題も生まれています。
必要以上の水やエネルギーを使った生産による環境破壊、動植物への影響、安全性の低い労働環境、残ってしまう在庫を活用する仕組みの少なさ——。

これらの課題を、無自覚のまま未来に引き継ぐわけにはいきません。こうした現状と、私たちはどう向き合い、どう付き合っていくことができるのか。

これまでの発展や利便性を支えてきたものをただ悪とするのではなく、共存や活用の可能性を探り、これからの新しい在り方の選択肢を増やしたい。

そんな想いのもと、廃棄衣料を含む在庫処分サービスを長年おこなっている株式会社Shoichiが中心となり、これからの「創り手」となっていく若者や大人たちの手でファッションを取り巻く現状を「再考(Rethink)」をするためのプログラムを開催することとなりました。

ファッションが人を束縛するものにならないために。ファッションが分断を生むものにならないために。
未来を担う「創り手」である多くの皆さんに、ご参加いただけることを願います。

プログラム概要

プログラムは、「誰でも参加できる講義プログラム」と「エントリー形式のコンテストプログラム」の二部構成で実施されます。

実施期間

2021年10月 ~ 2022年1月
(※プログラム後、2022年2月頃に作品展示の場も予定しています)

プログラムスケジュール

講義参加者は9月から募集開始、10月から講義プログラム開始。コンテストは10月からエントリー開始、11月にエントリー締切、プログラムスタート。12月からチーム制作が始まり、1月に作品提出があります。その後2月に大阪文化服装学院主催の卒業作品発表会にて発表予定です。

※制作期間中は原則チームごとの活動になりますが、11月に参加者が決定した直後のみ、一度全体での集合・プログラムの説明と、プログラム参加者同士が繋がり、学びを深めるオンラインセッションの時間を設ける予定です。

参加対象者

①一般応募 登録学生以外の有志での応募者
  • (事業化の有無を問わず)アパレル・ファッションに関する活動をおこなっている、これからおこなおうとされている方
  • これからのファッションについて考え、何らかのアクションを起こしたいと考えている方
②登録学生 大阪文化服装学院 在校生による編成チーム応募

※一般応募はチームでの応募、個人での応募それぞれ可能です。
※個人応募の方はエントリー後に運営事務局の方でチーム編成をさせていただきます。

コンテストエントリーにおけるメリット

  • 株式会社Shoichiが保有する廃棄衣料を自由に活用して制作をおこなうことができます。

  • 困った時には、専門知識とスキルを持つ大阪文化服装学院の現役講師に相談ができます。

  • ファッション業界の最前線にいる若手講師陣からの評価・フィードバックをもらうことができます。

選考委員

山本 昌一

山本 昌一SHOICHI YAMAMOTO株式会社Shoichi 代表取締役

大阪府堺市出身。海外販路、ブランド毀損への対応、オンライン通販などを中心に20年間ファッションの在庫処分に携り、眠れる在庫の再価値化を目指し、株式会社Shoichi創業。

杦山 晶

杦山 晶AKIRA SUGIYAMA大阪文化服装学院 Creative Director

アパレルメーカーにてデザイナーとして勤務後、自身のブランドを立ち上げ。Polimoda マスターコースに留学。帰国後、大阪文化服装学院 スーパーデザイナー学科、ファッション・クリエイター学科学科長。2021年度より、全学科を統括。

田中 美咲

田中 美咲 MISAKI TANAKASOLIT株式会社・morning after cutting my hair,Inc 代表取締役

社会課題解決に特化したPR・企画会社morning after cutting my hair、インクルーシブファッションSOLIT創業。2018年フランスSparknewsが選ぶ「世界の女性社会起業家22名」に日本人唯一選出。

講師のみなさま

  • 中川 かおり中川 かおり
  • 寺井 正幸寺井 正幸
  • 峯村 昇吾峯村 昇吾
  • 井上 翔太井上 翔太

選考基準

最終的に制作していただく「作品」や「仕組み」に関して、これまでファッション業界で一般的に用いられてきた新規性や独自性・デザイン性といった視点のみならず、サスティナブルであるかどうかや未来に向けて心動かされる提案であるかどうかなど、独自の基準をもって選考いたします。

講義に関して

全5回、週に1回開催される講義プログラム。講義では、ファッション業界におけるさまざまな課題や、サステナブルファッションに関する最新の情報、廃棄衣料の活用・展開をされている実践者等からの講義を通し、みなさんそれぞれの価値観やファッションに関する考えを深めていっていただきます。
基本はオンラインでの実施となりますので、遠方からでもお気軽にご参加ください。プログラムエントリーを希望されない方でも、講座プログラムのみのご参加も可能です。

参加費

学生…無料、社会人…2000円/回
※エントリーを考えている方は必ず2回以上は講義に参加していただけるようお願いいたします。

講師

井上 翔太

井上 翔太/ SHOTA INOUE

Spiber株式会社 経営企画室

Spiber株式会社で、循環可能な新素材の普及のための活動中。社外では創造性と社会的責任を両立するファッションデザイナーを育成する「ファッションフロンティアプログラム」の運営に関わっている。

#再生可能な衣服の素材
峯村 昇吾

峯村 昇吾/ SHOGO MINEMURA

株式会社FABRIC TOKYO サービスデザイナー

青山学院大学卒業後、繊維専門商社でテキスタイルの営業に従事し、2015年にFABRIC TOKYOに参画。クリエイティブ統括後、サービスデザイナーとして事業開発を行う。

#サステナブルファッションのシステム
中川 かおり

中川 かおり/ KAORI NAKAGAWA

newR株式会社 代表取締役

大手IT企業在籍中、「似合う物を大切に長く着ること」がアパレル産業の課題解決に繋がると考えnewR起業。「似合う」をロジカルに解析する「newRパーソナル分析」を独自開発。

#衣服の消費者価値観の変容
山本 昌一

山本 昌一/ SHOICHI YAMAMOTO

株式会社Shoichi 代表取締役

大阪府堺市出身。海外販路、ブランド毀損への対応、オンライン通販などを中心に20年間ファッションの在庫処分に携り、眠れる在庫の再価値化を目指し、株式会社Shoichi創業。

#廃棄と再価値化
寺井 正幸

寺井 正幸/ MASAYUKI TERAI

株式会社浜田 経営企画室・ごみの学校 運営代表

兵庫県立大学環境人間学部後、産業廃棄物処理業者に入社し、営業を行う。その後、ごみ問題について、もっと広く知ってもらうため「ごみの学校」を設立。多分野にわたり、ごみのその後や課題について学校・企業などで講座複数開催。

#衣服の廃棄・ごみ

講義スケジュール

10月 4日(月) 19:00-20:30:オンライン講義・アーカイブ視聴可能
01. THEME: 繊維・素材Spiber株式会社 経営企画室 井上 翔太
10月11日(月) 19:00-20:30:オンライン講義・アーカイブ視聴可能
02. THEME: システムの循環株式会社FABRIC TOKYO サービスデザイナー 峯村 昇吾
10月18日(月) 19:00-20:30:オンライン講義・アーカイブ視聴可能
03. THEME: 似合う・消費者価値観newR株式会社 代表取締役 中川 かおり
10月25日(月) 19:00-20:30:オンライン講義・アーカイブ視聴可能
04. THEME: 廃棄と再価値化株式会社Shoichi 代表取締役 山本 昌一
10月30日(土) 14:00-15:30:オフライン講義+アーカイブ視聴可能
05. THEME: 廃棄から再生へ株式会社浜田 経営企画室 寺井 正幸
最後の講義では、希望者のみ講義時間終了後に1.5h程度、エントリーに向けたアイデアのブラッシュアップ面談の時間を設けます。オフライン会場:大阪文化服装学院
※交通費は自己負担でお願いいたします
※コロナの感染拡大の状況により、オンラインに切り替える場合があります

コンテストに関して

チームにわかれ、それぞれのメンバーの持つ想いや課題感を反映させながら作品もしくは仕組みのアイデア制作をおこなっていただきます。制作方法の指定などはありませんが、制作プログラムのスタート時には全チーム共通のワークショップを経験してから制作を進めていっていただきます。
最終アウトプットは「作品制作」もしくは「仕組みの考案」。プレゼンテーション資料を添えて提出していただき、選考委員による選考へと進みます。

コンテストスケジュール

エントリー締切 エントリーは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
作品提出期限 2022年1月7日(金) 17:00まで
審査結果の発表 2022年1月16日(日) 18:00〜19:00

最終提出物

  • チームで制作した作品もしくは仕組みの内容がわかるもの
  • 上記を補完するプレゼンテーション資料・動画や写真など
デザイン画の写真

コンテスト審査基準

1. 洞察力・関係構築力

社会の課題に対し、解決策を示しているか?

2. 視点・視座

「ファッション」を独自の視点で深く問えているか?

3. クオリティ

成果物は完成度が高く、魅力的か?

コンテスト賞金

  • プログラム WINNER
    ¥50,000
  • 学生部門 WINNER
    ¥50,000

プログラムエントリー

エントリーは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

お問い合わせ

info@macmh-inc.com

主催・協賛企業

主催 株式会社Shoichi
共催 学校法人ミクニ学園 大阪文化服装学院
企画運営 morning after cutting my hair,Inc.
協力 NPO法人グリーンズ・Sustainability College