株式会社shoichi

社会貢献も「得意分野」で勝負。アパレル在庫再生のプロが描くサステナブルな未来 | 株式会社Shoichi

社会貢献も「得意分野」で勝負。アパレル在庫再生のプロが描くサステナブルな未来

2025年5月19日 5:43 PM


アパレル業界で余剰在庫の買取・再流通を手がける大阪の企業が、近年その専門性を活かし、衣料品のリサイクルや国際的な支援活動にも力を入れている。

同社は、国内外のパートナーと連携し、高品質なリサイクルウールの製造体制を構築。ラグジュアリーブランドからもその品質が評価され、静かに支持の輪が広がっている。加えて、2019年より「TASUKEAI 0 PROJECT」と名付けた社会貢献活動を本格化。国内外の子どもたちや難民への支援を行っている。

社会課題への関心は、個人的な経験から

代表者がこの活動を始めた背景には、プライベートな出来事があったという。人生の転機を迎え、心が沈んだ時期に、身近な施設でボランティアに関わったことが、社会とのつながりを再認識するきっかけになった。

「自分たちの仕事で世の中に貢献できるなら」との思いから、カンボジアでの孤児支援を皮切りに、戦禍に見舞われた地域へも支援の手を伸ばしている。アパレルに特化した業態ならではのノウハウを活かし、衣料の提供だけでなく、日本語教師の派遣など多面的な支援にも取り組んでいる。

仕分け力を強みに、支援の質も向上

戦争や自然災害などにより発生する支援ニーズに対して、物資が「届く」だけでなく「適切に届く」ことの重要性も強調する。現地からの要請に応じ、支援物資を自社倉庫で仕分け・整理する体制を整えた。業界で培った物流ノウハウと機動力は、こうした活動においても発揮されている。

ウクライナ国内の避難民には、関西のファッション関連団体と連携し、数万点規模の衣料品を届けた実績もある。

百貨店とも連携、衣料の「新しい出口」づくり

支援活動に共感した近鉄百貨店は、店頭に衣料回収ボックスを設置し、同社を通じて海外支援やリサイクルに繋げる取り組みを継続中。客が持ち込んだ衣料品は、支援に活用されたり、素材として再利用されたりしている。刺繍入りの制服など通常回収が難しい衣類にも対応する柔軟な体制は、百貨店側にも好評だ。

本業と社会貢献の両立で見据える未来

「ビジネスの延長線で社会に役立てることをしたい」。そう語る代表は、自社の得意とする分野を活かして無理のない支援を継続している。

「寄付や支援は続けていくうちに、共感の輪が広がっていく。本業との相乗効果もある。社会に必要とされる企業であり続けたい」と話す。サステナブルな未来への貢献は、アパレルの再生を通して着実に広がっている。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

見積もり無料!!050-3151-5247

お問い合わせ

       

在庫処分の流れを漫画で見る

TASUKEAI PROJECT 0

小中高および専門学校向け起業家教育のためのアパレル商品提供

地域の商店街活性化プロジェクト

アパレルOEMをご依頼の方へ

広告代理業

海外でのお取引をお考えの方へ

アライアンスパートナー募集

人材募集のご案内