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機密性と透明性を両立した衣料品リサイクルの新しいかたち | 株式会社Shoichi

機密性と透明性を両立した衣料品リサイクルの新しいかたち

2025年5月19日 5:50 PM


アパレルの在庫再生ビジネスを展開してきた大阪の企業が、現在力を入れているのは、信頼性の高い衣料品リサイクル事業。その背景には、環境配慮だけでなく、「ブランド価値の保全」という現代の企業ニーズに応える姿勢がある。

企業の中には、「リサイクルに出した衣料が意図しない形で流通しないか」「ブランドイメージが傷つくのでは」と懸念を抱く声も少なくない。そうした不安を払拭するため、同社は“情報も商品も外に出さない”というポリシーを徹底している。

自社完結のリサイクル体制で、流出リスクを最小限に

この企業では、リサイクル前の工程をすべてグループ内で完結。具体的には、自社倉庫内で運営する就労支援施設と連携し、衣料品の素材ごとの選別やブランドタグの除去、副資材の取り外しなどを実施している。

外部業者に委託せず、作業の移動も最小限にとどめることで、ブランドや顧客情報の漏洩リスクを大幅に軽減。依頼主に対しては、どのように処理されたかを明確に報告し、透明性のあるプロセスを実現している。

手作業による丁寧な処理で、信頼性も向上

実際の作業現場では、通所者がブランドタグを一部カットし、悪用防止のためにさらに細かく裁断。金属パーツやプラスチック製の付属品も、一点一点手作業で取り外す。各作業には支援スタッフが付き添い、品質と安全性を両立した丁寧なオペレーションが日常的に行われている。

同社社員と施設スタッフは定期的に情報共有を行い、現場での声にも迅速に対応。作業環境の改善や個々の作業希望にも柔軟に応じることで、働く人にとっても安心できる職場環境を整えている。

処理の証明と詳細データの提出も対応可能

リサイクルが完了した衣料品については、契約工場にて再生処理。たとえば、ウールの高混率品は愛知県一宮市で再生ウールに、それ以外の繊維は大阪の工場でフェルト加工される。

これらの処理については、産業廃棄物処理票(マニフェスト)に加え、品番・色・サイズごとの処理点数を記載した詳細なレポートも用意される。取引先からは、「可視化された運用体制に安心できる」との声が寄せられている。

循環型社会への一歩を、共に築く

こうした仕組みの整備によって、依頼企業は安心してリサイクルに取り組むことができる。取引企業からは、「現場確認にも快く応じてくれる」「工程が明瞭なので社内報告もしやすい」といった評価も多数寄せられている。

同社の代表は、「リスクを最小限に抑えつつ、社会にも価値ある循環型モデルを提案できるのが私たちの強み。業界全体が持続可能な方向へ進むきっかけを、少しでも後押しできれば」と語る。

ブランドの信用を守りながら、地球にもやさしい。そんな衣料品リサイクルの新たな選択肢が、今、企業から注目されている。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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