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コスト負担ゼロで始める衣料リサイクル | 株式会社Shoichi

コスト負担ゼロで始める衣料リサイクル

2025年5月19日 5:49 PM


アパレルの余剰在庫買い取りで実績を築いてきた大阪の企業が、今注力しているのは、衣料品のリサイクルを通じたサステナブルな社会づくりだ。環境意識が高まる昨今、在庫品の再資源化に関心を寄せるブランドや小売店は増加。そんな中、他社と一線を画す同社の強みとして注目されているのが、「企業側の費用負担が発生しない」というユニークな仕組みだ。

廃棄コストをゼロに。独自スキームが生む好循環

通常、余剰在庫は産業廃棄物扱いとなり、リサイクルには処分費用が伴う。しかしこの企業では、自治体の補助金を活用し、自社で運営する就労支援施設においてリサイクルのための解体作業などを業務として行っている。

ブランド側は廃棄費用がかからず、就労支援施設は継続的な作業機会を得て、企業としてはリサイクルを推進できる。いわば、環境・福祉・ビジネスの“三方よし”を成立させているのだ。

現場で進む協働、丁寧な作業の積み重ね

大阪市内にある倉庫では、グループ運営の支援施設「やさしいあおぞら」の利用者が、日々リサイクル素材となる衣料品の仕分けや解体作業に取り組んでいる。タグやファスナー、ボタンなどを取り除く工程は、商品ごとに違いがあり、高い集中力と丁寧な作業が求められる。

1グループに対し1名の支援スタッフがつき、作業の流れをサポート。加工を終えた素材は、提携工場で再生ウールやフェルトへと姿を変え、再び市場へと循環していく。

支援の先にある「自立」というゴール

「やさしいあおぞら」では、利用者の希望や体調に配慮し、タグカット以外の作業も任せる柔軟な姿勢を大切にしている。作業環境にも細やかな配慮がなされ、暑さが課題になれば送風機や空調服の導入など迅速な対応も行っている。

ここでの経験を通して自信をつけ、後に一般企業へ就職を果たす利用者も少なくない。現在、同社グループでは計5か所の就労支援施設を運営しており、地域との連携も進んでいる。

誰もが嬉しい「やさしい仕組み」

「分からないことはすぐに聞けて、安心して作業できる。毎日が楽しい」と語る利用者の声には、働く喜びと居場所の確かさがにじむ。

企業代表は「この取り組みは、関わる全ての人にメリットがあるからこそ、自然と笑顔が生まれる」と話す。環境への配慮だけでなく、誰もが心地よく関われる社会をつくる――そんな想いが、リサイクルの現場から広がっている。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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