株式会社shoichi

裏表のない、オープンな風土

2011年4月09日 7:12 PM

さて、私が担当している、●●●の会議、■■■の週会議、▲▲▲の会議を経て共通項を見つけた。
皆一様に「他人、自分、への意見や、カイゼン提案がとても少ない」という点だ。なぜだろうか。

君達は自分がもうこれ以上伸びない、最高の仕事をしているとは思ってはいないはずだ。
自分の能力に伸びしろが残っているのであれば、それに対する向上心を持っているはずだと思う。(そもそも向上心の無い人間は組織にいらん。)
向上心を持っているのであれば、
・自分のカイゼン
・他人、特に自分と仕事で関わっているニンゲンのカイゼン
には特に興味が有るはずだ。
なぜなら同僚がカイゼンし、同僚が仕事が出来るようになれば、ひいては自分の業績も伸ばしやすくなるからだ。

であれば向上心を持っているはずの君達は、もっと自分を批判し、もっと一緒に働いている同僚がよくなるようにもっと意見を出すはずである。
カイゼンは疑問や否定から入っていく。「なぜ?」を問うことがカイゼンのプロセスだからだ。
向上心を持つ君たちは、もっと自分や同僚に「なぜ?」を問い、カイゼンを促すはずである。
が、上記会議では君達の発言によるその意見の量が圧倒的に少ない。
なぜだろうか?

人が、自分や他人に対してカイゼン点を出さない心理的理由は3つである。
1,自分のカイゼン点を指摘するということは、それをカイゼンすることに責任を持つということである。責任は、心理的ストレスとなる。
2,他人のカイゼン点を指摘するということは、自分のカイゼン点も問われると言うことである。指摘されるカイゼン点は、心理的ストレスとなる。
3,他人のカイゼン点を面と向かって指摘しにくい。(これも結果的に反論を恐れるからである。)

「自分から言って、できなかったらどうしよう。」
結局これが自分からカイゼンに突っ込めない、最大の心理的負荷なのだ。
成長にチャレンジするというメリットは、成長しなかったときカッコ悪いというデメリットを内包する。
カイゼンできない人間の価値観は、カイゼンできるかもしれないというメリットが、カイゼンできなかったらカッコ悪いというデメリットを下回っているのである。
だが、恐れるなかれ。
この負荷を乗り越えれば、自分と組織をより高みに持っていくことができる。
指摘されることを恐怖ではなく、カイゼンのチャンスと捉えるのだ。

さて、君達、ザッポスは読んだだろうか?

ザッポス伝説

あの本から学べることは本当に多いが、ザッポスの社長が取った英断の一つに
「普通の会社は大きくなり人が増えれば企業文化に合わない人間を多く採用するようになる。しかし、本当は会社が大きくなればなるほど企業文化に合う人間を徹底して探し、採用し、教育するべきだ。」
という部分がある。
私もそれに関しては大賛成だ。

君らに問う。
今のshoichiとHOLICは、企業文化である「裏表のないニンゲン」ばかりだろうか?
私は企業文化に合わない人間を採用してしまっているのだろうか?
仕事が好きで、向上心があり、裏表がなければ、「自分のために」もっと意見や提案が出るはずである。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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