株式会社shoichi

私は「○○」の仕事で採用されたので、その仕事はできません。それはほんとうに正しいのか?社内報。仕事の振り方で。

2011年5月31日 8:30 AM

●導入
なんかshoichiで、この前から仕事の振り方に関することでごちゃごちゃしてる。
多分考え方がブレてる部分があるんだと思う。
まずは、我々はなんでshoichi、HOLICにいるのかというところから話をしたい。

●ミッション
我々は、「会社のミッションを実現するため」に働いていると私は考えています。
会社のミッションとは
「shoichiグループのミッションは新しいアパレル流通を作り全ての人々を幸せにすることである!」

平井さんが昔よく言っていました。
「shoichiはみんな頑張っているし、会社としてもいろんなコトやっているし、なにか新しいことが起きそう。」
皆さんも御存知のとおり、shoichiグループは在庫から始まり、いろんな商売をやってきた。アパレルに関連する様々な業態に対応してきました。

バッタ、小売、EC小売、卸、物流、プロモーション、雑誌、広告、企画、メーカー…

それは、会社のリソースとなり、ゆっくりと次のアパレルビジネスを産んでいます。
そういった繰り返しの先に、未来に、shoichiグループでしかできない事業があるのだと考えます。
またその時、会社が大きくなり、もっと利益が出ていれば、社員も更に幸せになる可能性が増えるだろうと思います。

●人間と飯。会社と利益。
あなたの人生は「目的もなく生きるだけの人生」ではありませんよね。
あなたには人生を生きる目的がいくつもある。
もちろん私山本昌一にも生きる目的があるし、shoichiグループだって生きる目的=上記のミッションがあるわけです。
だから、あなたの人生は「私はこういう目的を達成するために生きる。」と表現できます。

目的を達成するために生きる。
生きていくためにはもちろん飯を食べなければいけません。
ですが、食べること自体は生きる目的ではないわけです。

会社もあなたの人生と一緒です。
人にとっての目的は、ミッションであり。
人にとっての飯は、利益に置き換えられます。

会社はミッションを実現するために生きる。
生きるためには、利益を出す。
となります。
利益を出すことは、会社がミッションを達成するための前提条件なのです。

私の好きなアメリカの経済学者にドラッカーという人物がいます。
彼の言葉で最も有名なものが下記。
「利益は企業存続の条件であって目的ではない。利益は、事業における行動や意思決定の妥当性の尺度である。もちろんそれは、社会を支える税源でもある。たとえ天使が社長になっても、利益には関心をもたざるをえない。」

●入社の際
会社はミッションを実現するために存続している。
存続のために利益を上げ続けるのは、ミッションを実現するための前提条件である。

では、そのために社長は何をするのかというと、上記を一緒に実現してくれる仲間を探さなければなりません。
その探した仲間と一緒に上記を実現するために、私は下記の3つが必要だと感じ、守るようにお願いをしています。

1・仕事が好きなこと。
2・裏表が無いこと。
3・その時、最も組織で効率的だと思われる仕事をして頂くこと。

私の経験上、基本的にこれからブレた場合には問題が起こる。
本田さんはうそをついていたし、仕事が好きじゃなかったら服を見るのもイヤになる。
同様に3からブレてたら、仕事を振られたときになんで私がこの仕事やらなあかんねんとごちゃごちゃ考えてしまうわけだ。

何が「組織にとって効率的」なのかはその事業に対してリーダーシップを持っている人間が判断する。
リーダーシップを持っている人間は、主に上司であるが、上司で無いこともある。
鳥谷はいまバイトだが、鈴木に指示することもある。
鈴木が鳥谷から振られた仕事を行うのは、その仕事が「その時、最も組織で効率的だと思われる仕事」であることを鳥谷が正確に判断して仕事を振っていると、鈴木自身が認めているからである。

この場合、鈴木の反論があるとすれば下記である。
1,鳥谷さんが私に振った仕事は、現在、最も組織で効率的ではありません。その理由は…
2,私はその仕事をする能力がないので、私がやらない方が最も組織で効率的です。

だが、2でも仕事をやらなければいけない時がある。
その仕事を覚えなければならない時や、それ以上に重要性の高い仕事が入っている場合などである。

特にダメなよくある反論は下記である。
・私は鳥谷さんの部下ではないので、その仕事を振られる理由がわかりません。
・私は「○○」の仕事で採用されたので、その仕事はできません。
こういう反論を言う人間はゴミであり、全く正当性が感じられない。
この反論が正当な理由と感じている時点で、おかしい。だいぶわかっていない感じである。
私はいつも思うのだが、自分でこういう反論をしている人は、もし自分が事業部のリーダーになったとき、その事業部を引っ張っていけるのだろうか?
部下から同じことを言われたら、自分は否定するのだろうか?

●今後
今後、もしこういったことでブレたら、
「3・その時、最も組織で効率的だと思われる仕事をして頂くこと。」
まで戻って、議論していただきたい。

どうしても、納得がいかなかったら私に言って欲しい。
それ以外は納得してもらっていると判断させて頂きたい。

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●shoichiのスタッフに必要なもの
それは、2つのマインドです。
スキルや知識などは、後からついてくると考えています。

1・仕事が好きなこと。
2・裏表が無いこと。

この2つです。

1・仕事が好きなこと。
退社時間が18時だと決まっています。でも、あなたは予定通りの仕事を終えていない。
お客さまはあなたの仕事を待っている。さて、どうしますか?
公務員なら、大企業ならそのまま帰っても許されるでしょう。
でも、私たちのような中小企業は、それが命取りになることだってあります。
また、アパレルの仕事は、とても細かく、面倒な仕事だと思います。しかしその細かい仕事を続けないと、利益が出ないのがアパレルです。
だから、仕事が好きでないと続かないのです。

2・裏表が無いこと。
私は陰口が嫌いです。
だから、会社のスタッフ、一緒に働く同僚は、裏表が無い人が望ましい。
例えば、AさんがBさんを批判していたと、社長の私が耳にします。
私はすぐに、AさんとBさんを呼んで、私の目の前で批判・議論してもらいます。
それぐらい、隠すことは意味の無いことだと考えています。
また、人に向かって直接言えない批判はしない、というのが会社の方針です。

●業務内容
参考例です。担当業務全てをやってもらうわけではありません。
また、一人で2つの業務を担当することもありますし、バイヤーで入ったからと言って、CSをしてもらうこともあります。
福袋がたくさん売れたら、全員で倉庫で作業です。
要はその時に最も組織で効率的だと思われる仕事をして頂くと言うことです。
仕事を選り好みすることは、確固たる理由がない限りNGです。
なぜなら、あなたが上司になったとき、あなたが仕事を選り好みしていれば、部下も仕事を選り好みするからです。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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