株式会社shoichi

【超イケてる香港のオヤジ。】神降臨。「俺、マンション2個持ってるねん。」の巻

2010年1月13日 10:54 PM

超イケてる香港のオヤジ。「俺、マンション2個持ってるねん。」の巻

1/1 恒例の実家飯のあと、ミナミに帰った山本昌一は死んでいました。
そう、3年ぶりにインフルエンザにかかったのです…
ただ、1/2に薬剤を投与して、1/3には復活していました。

そして、1/6より香港。
なんですが、前日にパスポートを某所に忘れ、なんと定価で行くことに…(12万円)
人生自己責任です。
そういうわけで、行ってきました香港。

さて、香港に行った理由や、香港旅行記はどーでもいいです。
香港最終日。
私は友人のY君と、ホテルからバスに載っていました。
車内にはガイドと、運転手と、我々2人。

ガイドはやたら陽気なオヤジでした。
(アニメ 「こち亀」の両さんを想像して下さい。)

オ「最近は旅行客もめっきり少なくなってね!!仕事が無いんだよ!!」

昌「そやろーねー。道頓堀もめっきり人が少なくなりましたよ。ところで、オヤジさんは給料どれくらいなんですか?」

オ「ドウトンボリってなんだ??? 俺の月給は…だいたい11-13万円ぐらいだ!働かなきゃ食えねーよ!!ところで兄ちゃんたちはなんで香港きたんだい!?みたところ旅行ってわけでもないようだが!!」

昌「服の仕入れと、生産先を探しに来たんです!あ、あと観光ですかね。」

オ「社員かい?」

昌「すいません、こんなパーカー着てますが一応社長です。」

オ「そうか…金持ちなんだな!俺は月給11万なのに、家賃が13万だから大変だぜ!!」

昌「いえ、僕は金持ちちゃいますけど… 11万-13万はマイナスですよ???おっちゃん、アホですか?」

オ「フフフ…。坊主、なんでそれで生活できるとおもう?」

昌「なんでやろー、、、わかった、 共働きなんですか?んで、嫁さんがすげー稼いでるとか。」

オ「違う違う。俺はマンションを2つ持ってるんだよ!ひとつは貸しているから、毎月13万円の家賃が入ってくる!」

昌「はー!そうなんですか。でも、11万円の給料なのに、1億円のマンションってすごいですね。どーやったんですか?」

オ「ちがうちがう、俺は不動産を買ったんだ!!」

昌「いくらでですか?」

オ「5000万×2」

昌「???」

オ「株だよ、株!!香港じゃ、株やっていないやつはいないね。月給11万でマンション買えるわけないじゃないか!!」

昌「なるほど。毎日トレードしてるんですか?」

オ「ちがうちがう!俺は、将来有望な50セントの株に目をつけたんだ。その株は絶対に上がると思った!!だから、俺は52セントの時から、11万円の給料のうち8万円を16ヶ月間全てその株につぎ込んだんだ!!」

昌「11万円のウチ、8万円ですか。3万円で生活してたんですか?」

オ「そうだ!!」

昌「なに食べてたんですか?」

オ「肉まんとラーメンだ!!」

昌「嫁さんは?」

オ「半分諦めてたな!!」

昌「で、その株はどこまであがったんですか?」

オ「俺が売ったときには、8ドル72セントだった!!」

昌「神降臨ですね…」

オ「そういうのが、3回ぐらいあった。それで、フルキャッシュでマンションを2つ買った!!」

昌「なぜ、そこまで自分の判断をを信じることができたのですか?」

オ「そりゃもう、分析よ!でも、一度信じたらあとは行くしかねーわな!失うものはないし、とにかく金持ちになりたいしよ!!」

昌「嫁さんいるじゃないですかw みんなそんな感じなんですか?」

オ「多かれ少なかれ、株はみんなやる。もちろん不幸になるやつもいるぜ!一夜にして財産がぶっ飛んだやつもいれば、俺の8ドル72セントの株も最終的には3ドルまで落ちた!!」

昌「どうしてみんな株をやるんですか?」

オ「兄ちゃん、何回も言わせるな!金持ちになりてーからだよ!」

昌「なるほど!でも、1億も資産持ったら、月給11万円で働けなくなるんじゃないですか?」

オ「兄ちゃん、甘いな。それは違うぜ。」

昌「なるほど、どうしてですか。」

オ「兄ちゃんは若いからわからないかもしれないが、資産からの収入と、労働の収入は意味合いが違うんだよ!!あと、働かなかったら、ナマケモノになっちまうだろうが!ナマケモノになったら、マンションなんかすぐになくなっちまわぁ!」

昌「なるほど。自分で商売をするのも違う、と。」

オ「そうだな!それも俺のガラじゃねーしな!!商売は株と違って、借金こさえるかもしれないしよ!!」

昌「なるほどなー。勉強になりました。」

オ「おうよ!兄ちゃんも頑張ってな!日本がつまんなくなったら、香港遊びに来いよ!!」

昌「はい!!」

中国行ってもお金持ちになるために日曜日も働く中国人を見たし、海外に出ると色々考えさせられます。
日本も昔はすげーハングリーに頑張ってたと聞きます。
今はホトケのような私の父も、20代は昼間会社で働いた後に、おねーちゃんと遊ぶ金欲しさに夜は造船所行って日当6000円で荒くれ者共と一緒に鉄鋼運び、4時間寝てまた会社行ってたというからそんな時代もあったんだなと。
株に金をガンガンぶち込むことの是非はさておき、まだまだこのオヤジのように、今の日本人はいろんな意味での気合いが足らんなと思いました。
そりゃ、日本も追いぬかされるわ。

栄枯盛衰。

私は、私の信じる道がある。
私は私の出来ることを、魂を入れてやり通したいと思います。
それが自分の人生に対して、最も誠実であると考えています。


【著者紹介】 山本昌一山本昌一
株式会社shoichi代表取締役
所属団体:KanFa関西ファッション連合/日本繊維機械学会/JAFIC 一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会

大学在籍中からヤフーオークションでブランド商品・アパレル等の販売などを行い オークションで仕事をする自営業の道を選ぶ。 その後在庫処分ビジネスをスタートし、20年間在庫処分の業界に身を置く。 累計4000社のあらゆる在庫処分を手掛ける。

山本昌一プロフィール>>

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