‘在庫処分’ カテゴリーのアーカイブ

 

適正在庫と思っている在庫。それは本当に適正ですか?在庫処分屋が教える在庫のお話。

適正在庫とは?

今日は適正在庫について書こうと思います。

私は20歳の時から在庫処分業務に携わって来ました。(もう15年になりますねw)
そんな中で会社が傾いたり、会社が倒産しする根源的原因は実は2つしかないことを知りました。
1,お金が回収できなかった時
2,在庫が積み上がった時

1を完璧になくすには、先に代金をいただくしかないと思います。
私も代金をお支払い頂けないこともあり、お金は相手社長の実家まで行って回収させてもらったこともあります。懐かしい…
これはみなさん頑張ってください。私も頑張ります。
2は商品の要因だけでなく、人的要因などいろいろありますが、結果として在庫が積み上がり、経営を圧迫したということです。

で、今回の「適正在庫」ですが、何が適正在庫なのか。
そして、在庫が積み上がらないようにどうするのか どう考えたらいいのかという話をしたいと思います。
難しい計算や理論はコンサルとか税理士さんに聞いてもらうとして、ここではざっくり概念中心にやっていきます。

■適正在庫とは
さて、適正在庫ってなんでしょう?
どうやって考えて行きましょう?

貴社の適正在庫は、3つの観点があります。
1,金融機関から見た適正在庫
2,社員スタッフや現場から見た適正在庫
3,社長から見た適正在庫

です。

どの観点からも「いつに、どのような内容で、いくらの在庫であることが適正在庫なのか」
同じ切り口で括っていきます。

■適正在庫 1,金融機関から見た適正在庫
金融機関さんが見てくるのは、期末在庫の金額のみです。

もちろん、金融機関さんが細かくて見てくる時はあります。
金融機関さんと相当金額のお付き合いしていたり、「この在庫を仕入れたいので短期で資金廻して欲しいです」という借り方してたりすると、金融機関さんも在庫に対して注意を払われることもありますが、大概は期末在庫の残高が全てです。

ほとんどの中小企業は(弊社も同じく)は融資がないと廻らず、一瞬で倒産してしまいますので、決算時の在庫金額は金融機関さんを失望させないように経営努力しないといけません。
会社を安定させるために、次の戦略の資金を得るために、期末在庫への経営努力を頑張りましょう。

時折、金融機関さんから、不良在庫、滞留在庫の管理と処理に関しても聞かれることがあると思います。
それはイコール、期末在庫の残高に不良在庫、滞留在庫は入っていないか。
在庫の内容は、イイ内容なのか?と聞かれているのです。

基本的には次に続く2,3をきっちりやっていれば、金融機関さんにもきっちり説明できると思いますので、本項をご理解して頂いた上で次の2、3に移りたいと思います。

■適正在庫 2,社員スタッフや現場から見た適正在庫

さて、金融機関さん以外には、社員スタッフから見た適正在庫と、社長から見た適正在庫を分けました。
社長さんなら感覚的にああなるほどと気づかれた方もいらっしゃるかもしれません。
分けた理由を解説していきますね。

社長と社員スタッフの在庫に対する認識の違いはなんでしょう?
・社長は人事考課が関係ないが、社員スタッフは関係ある
・社長は会社全体の成績予算が気になるが、社員スタッフはどちらかというと個人の成績予算が気になる
・社長は資金繰りを考慮しなければならないが、社員スタッフはそもそも会社の資金繰りがわからないのでそもそも認識しない。
・社長は在庫情報をリアルタイムで取得しないが、社員スタッフはリアルタイムで取得している。

えーと、まず最初に誤解のないように一つだけ言わせてください。
上記いろいろ上げましたが、社長の考えが、社員スタッフより偉いというわけではないです。
また、社長の認識や考え方の方が会社にとって良い考えだから、社員スタッフの方に認識を改めてもらってください。
というわけでもありません。
そもそも社員スタッフは資金繰り見れませんので、不可能。望んでも叶わないことです。

ここでちょっと整理してみましょう、
ここまでの話で出た、適正在庫を測る「ものさし」にはどんなものがあるでしょうか。
1,期末在庫の残高
2,在庫の内容。(不良在庫、滞留在庫の管理)
3,会社の業績、昨年対比
4,現場の情報
5,資金繰り
6,在庫の保有期間

■適正在庫 3,社長から見た適正在庫
ばい、やっとまとめです。

ここまでの話で出た、適正在庫を測る「ものさし」には下記のものがあります。
1,期末在庫の残高
2,在庫の内容。(不良在庫、滞留在庫の管理)
3,会社の業績、昨年対比
4,現場の情報
5,資金繰り
6,在庫の保有期間
7,在庫処分

私は基本的に、私も他の社長も社員スタッフもみんなアホだと思っています。
すいません(笑)
誤解のないように言い直しますと、「みんなアホだから、とにかく少ない論点に絞って伝えないとメッセージは伝わらない。」と考えています。

上記で言うと
「適正在庫とは、在庫の内容(不良在庫、滞留在庫の管理)を精査しながら、会社の業績や昨年対比を考慮し、現場の情報を加えながら、資金繰りを鑑み、適正な在庫の保有期間を設定し、適切な在庫処分をして、期末在庫の残高を指定した金額に合わせること。」と言っても、社員スタッフや現場からしたら、そんなんわかるかボケ!となります。

続く


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続きの記事

適正在庫を測る2つの指標とは?

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滞留在庫・デッドストックについて

山本です。今回はまじめに滞留在庫について書いてみます。

多くの企業にとって、滞留在庫の問題は悩みの種です。
減らしたい思いはあるにもかかわらず、一向に減らず。
気が付いてみると増えていた、などということもよくあります

滞留在庫の定義
売れ残り品。新品であっても、季節外れ・型落ちなどで適正価格で販売することができず、
相当な値引きをしなければ売れないと考えられるもの。
保管料などの管理コストもかかる。
販売の見込みが立たない場合

滞留在庫はなぜ問題か?在庫滞留の弊害
在庫の滞留がよくないということは、誰でもなんとなくはわかります。

問題点をより詳しく掘り下げますと

1.会社のお金が減少する
在庫が滞留するということは、その在庫の購入・生産にかかったお金が出ていっただけで、それらを使用・販売すれば入ってくるはずのお金が入ってきていないということを意味します。会社のお金が滞留在庫の分だけ減少しているということです。

2.税負担が生じる
税金がかけられる会社の所得は利益をもとに計算されますから、滞留在庫を廃棄することによって利益が減れば所得も減り、支払う税金も少なくなります。
逆に、廃棄するしかない滞留在庫を保管していると、廃棄すれば軽減されるはずの税金を余分に支払うことになります。
滞留在庫を廃棄せずに放置していると、支払わなくてもよい税金を支払うことになるため。滞留在庫を減らして税負担を軽減すべきです。

3.管理の手間がかかる
通常の在庫を管理するのと同じだけの手間がかかります。会社にお金をもたらさない在庫を管理するため、時間、人件費、在庫スペースを割かなければなりません。
そのために、会社にお金をもたらす在庫の管理やそのほかの業務が圧迫されることも少なくありません。

不用な滞留在庫や不良在庫は早めに処分すべきです。
これらの在庫でも、持っていればいつかは売れるだろうと
考えている経営者も少なくありません。

財務系の話になりますが
黒字倒産に多いのは、不良在庫過多のケースが多いです。

P/L損益計算書ではいっけん健全な黒字経営に見えても
C/Fキャッシュフロー計算書で見ると、
お金がまったく増えてない!もしくは
実はお金が減っているというケースが起きます!!

在庫が年々増えていっていると非常に危険ですので
売れない商品を抱えるのは企業にとって損失でもあり
危険因子の一つです。

決算前に税務対策とし行われることが
多いのが、廃棄処分ですがかなりのコストがかかります。
また、廃棄指示を出しても、実際は転売されていたりする事もあります。

弊社は、「眠れる在庫に魂を与え、再び輝くステージを与えます!」という理念の元、
対法人・企業に特化し、状況に応じた最適な在庫処分代行業を行っておりますので
まずはお気軽にお問い合わせください。

不良在庫に苦しんでる企業の少しでもお役に立てれば
山本昌一


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新しい在庫用倉庫です!!(^O^)/

新しい倉庫です!!
私の取り扱っている在庫商品は、定価の商品に比べて単価が安いので、商品を置く倉庫の値段はとても重要です。で、色々探していたんですが、今の倉庫の1Fを激安で貸して頂けることになりました!!
な、なんと、大阪市内で坪2●00円です!さすが西成…
これで、倉庫は450坪に増床。在庫買いまくりの日々が始まりそうです。

社員何人かで床を塗りました!!
みんな持ってきた靴がドロドロです…
みんなごめんよ!!

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【テレビ放映 取材】3/12 テレビ朝日系列 スーパーJチャンネル 16分間

3/12 テレビ朝日系列 スーパーJチャンネル様に取材して頂きました。

なんと、16分間も取材結果が流れるそうです。

視聴者の方がどう受け止められるかちょっと不安ですが…

私たちのやっているビジネスを、視聴者の方が少しでも「面白い」と感じていただけると嬉しく思います。

お時間あれば是非御覧下さいませ。

3/12 テレビ朝日系列 スーパーJチャンネル

16:53~19:00

http://www.tv-asahi.co.jp/super-j/

【某web誌取材】在庫再生の鍵は先入観を破壊すること

在庫再生の鍵は先入観を破壊すること

企業のセールス力はやはり重要である。商品が魅力的でも、売る力のない会社では在庫を抱えるリスクが常にある。それは不良在庫販売でも同じことが言え、ただアウトレットとして安売りすれば売れるものではない。

大阪のある企業にあるメーカーが抱える13,000足の靴の在庫が持ち込まれた。まずは4,000足を買って、その商品をモデルに履かせ、プロのカメラマンが撮りそれをあるサイトで販売した。その商品は発売と共に次々に若い女性に売れていき、結果的に追加販売含め8,000足以上の売り上げとなっていた。その在庫販売を請け負っているのが年商約3億円の成長企業である(有)ショーイチだ。代表の山本昌一氏の元には、毎日約20件の持ち込みが全国から来ているという。山本氏の持つセールス力とは何なのか、また若い女性に対する見せ方とは?在庫販売の新しい視点についてお話をうかがった。

在庫に新たな“価値”を引き出す

―現在の事業についてお聞かせください。

山本:簡単に言うと、企業で売れなくなった在庫を売れるようにすることです。単なる安売りのアウトレットではなく、お客様が“欲しくなる”ものに変化させるということが私の仕事です。事業内容は卸しと小売で半々くらいですが、5%くらい他企業の商品プロモーションのお手伝いをしています。
モノを高く売ることは価値のあることだと思います。百貨店の売り場はサイズがひとつでも欠けたらその商品を売り場から引くというような手法をとるため、いつまでも見た目が良くそれだけで雰囲気作りになります。欠品のある商品を入荷したばかりの商品と並べて売っていくというのはノウハウであり、それをプロモーションとして他社の商品に活かすことを請け負っています。
たとえば今シーズン、浴衣の老舗メーカーのプロモーションで、『ViVi』や『小悪魔ageha』などの旬なモデルを選出し訴求したことで、上代の2倍の値をつけて販売しても6,000枚を超える売上となりました。

―小売事業についてもお聞かせください。

山本:小売のチャネルはEコマースです。メインとなるのは若い女性をターゲットとした「ラブ ファッション アウトレット」というファッションストアサイトの運営・販売です。
企業で在庫となってしまっている商品をまとめて買い取ります。そのまま安売りするのではただのアウトレットサイトと同じですが、新たな“価値”を引き出し、若い女性向けに販売しています。運営は外部に委託することなく自社ですべて行うことがモットーで、撮影、画像調整、モデル起用まで当社スタッフが行います。自分達で納得いかないことを突き詰めることでクオリティーコントロールができると思うからです。
ユーザーは25歳~30歳の若い女性がほとんどです。

―若い女性に支持されるポイントはなんですか。

山本:商品機能、商品の価値・価格のバランスをうまく保つことです。ユーザーからしてみればかわいいモデルがかわいく着こなし、ラインもきれいに見えてかつ安いということが響いていると思います。
入り口は在庫だけど、お客様にとっては在庫かそうじゃないかは関係ないことであって、目の前に見えている商品がかわいいか着てみたいかどうかが重要なんです。
サイトを作っていく上で一番大切なのはセンスです。社員採用などでも一番重視するのはセンス。ファッションセンスだけでなく商売的な勘―買い取る企業の事情に振り回されずユーザー(若い女性)が求めていることが何かを把握し提供してあげられること―が重要です。そのため、心がけているのは、社員全体のセンスを高めて、ユーザーの心を掴むサイトを作ることです。たとえば現在のサイトは少し109系のギャルっぽい見え方になっていますが、ゆるカジなど違うテイストの在庫が入ってきた時は見せ方を変えて、なじませるようにしている。その微妙な工夫をする時もセンスが重要になってきます。

―そもそもなぜ山本さんはこの事業をはじめたのでしょうか。

山本:私は20歳で事業を立ち上げました。もともと一点集中タイプでテレビゲームが大好きな普通の学生だったのですが、大学で面白いことがなくなり、いろいろな遊びにもしっくりこなかったんです。そんな中、一番エキサイティングになれたのがビジネスというものでした。
当時、インターネットの黎明期でフリマなどで買った商品をヤフオクで転売したらどんどん売れたんです。それである程度資金が溜まったのですが、その後質屋がネット業界に進出してきたことで彼らの勢いに負けました。その時、そもそもの商売の根本を変えていこうと考えました。“安く買って高く売る”という商売の理想を見つめ直し、再スタートしたんです。しかし、まったくコネがないため苦労もしましたが、次第にアパレル商社などに認めてもらえるようになって、在庫を安く買わせてもらうようになりました。その頃には自分にもノウハウが蓄積していたので、在庫を早くそして高く売り捌くことができ、ちょっとずつ業界で話題にしてもらうようになって、事業が軌道に乗っていきました。当時、半年間で2億円の売上を立てれるようになっていました。

商品の長所の観点をずらして“見え方を変える”

―立ち上げからマーケットが変化した印象はありますか。

山本:2000年代前半はインポート商品が多かったのですが、徐々にインポートではなく『CanCam』などの“安カワ”ブームが強まり、ブランドの価値が落ちていきました。当社も国産ブランドを多く扱うようになりましたが、インポートのブランドと同じプロモーションではまったく反応がありませんでした。
インポートは、デザイナーがトレンドを作っていくことが多かったため訴求も簡単でしたが、国産ブランドは雑誌での見せ方や芸能人でPRすることが必要になります。
消費者の目も肥えていき、前年のトレンドなどを意識するようになっているので、こちらも消費者のクローゼットの中身も考えつつ、今年の打ち出し商品を決めています。

―山本さんの事業で重要な点はどんなことでしょうか。

山本:まず、“見え方を変える”こと。これは商品の長所の観点をずらすということです。トレンドアイテムであるということだけでは商品は動きません。それを着用した時のラインがきれいに見えるとか、柄の見え方がおしゃれだとか、そういった新たな長所を見せてあげることを意識しています。
次に、“違う商品との組み合わせ”。お客様が魅力的に見える組み合わせを考えることも重要です。組み合わせで販売するために縫製工場で商品を加工することもあります。
そして、最後に“流通を変える”。
この3つの思考で在庫に対する先入観を変えていくのが私の仕事です。
在庫=売れなかったもの、お客様に求められなかったもの。作られた時は金ぴかだったものが売れ残ったら嫌われ者になる。
これは、個人、法人の先入観以外何者でもなく、それを破壊するのが私の仕事だと思っています。しかし、在庫への先入観を破壊するのは至難の業ですし、一方ではあまり印象の良くない商売だと思いますが、付加価値を付けて、頭使ってものの価値を上げる新しいビジネスとして成り立たせたいと思っています。

―Shoichiの今後についてお聞かせください。

在庫再生ビジネスは今後も求められていくと思います。テレビ出演などをきっかけに最近は周りの評価や理解も得られてきました。ただ今後も行いたいことはただひとつ、“高く売ること”です。
高く売れたら高く買える。今の事業範囲を広げるわけではありませんが、ひとつでも高く売ることに注力していきたいと思っています。卸と小売とプロモーション、様々な事業、選択肢を持つことによってどんな在庫が入ってきても対応できる強みがあります。顧客と供給者をつなぐ間に立って、相互をつなぐスイッチボードシステムを築いています。何もしない中間業ではなく、今、手元にあるパッケージでお客様のニーズを満たさない場合、他の手段などを考えたりすることが必要となるからこそ、今の3つの事業それぞれの選択が強みとなっていくのです。
不況、不況と言っていても仕方がない。あくまで自己責任でビジネスをしたい。人生でも仕事でも先入観を破ることが大切です。日常の中の非日常を見つけるには、先入観を排除することが必要で、そのことを意識していくべきだと思う。ちょっとした考え方の転換が大切なんです。