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不良在庫に魂を与え、売り切る。 多様な販路開拓でサポート

メディア掲載
アパレル商品を軸とした在庫処分業に携わって10年ほどになります。いわゆるバッタ屋です。私は20歳でネットオークションの会社を起業し、その後、海外ブランドの在庫処分業の方と出会って「一生続けたい仕事」と思い、詳しいことは知らずにこの商売を始めました。思い立ったらすぐに行動する性格なので、失敗もたくさんしました。でも、ユニクロの柳井正さんが本に書いていましたが、早く失敗すれば早く改善できると思うのです。

この業界は高齢の人が大半で、アパレル企業で働いた後に独立してメーカーとなり、その在庫を処分する過程で他社の在庫も扱うようになる方が多いようです。企業規模は小さいのですが、業界や商品に関する知識も資金も人脈もあるので、同じことをしても勝負になりません。バッタ屋は一般に、在庫を一括して引き取って市場に卸す、つまり転売で処分しています。そのため、ディスカウントされるのが一般的です。それでも売れなければ、最終的には燃やされるということを、この商売を始めた頃に知りました。商品は欲しい人のもとへ渡って初めて生きてくるのですから、その橋渡しをしたいと強く思ったのです。その思いと経験から、「法人専門の在庫処分代行業」を発想しました。

当社が既存の在庫処分業者と違うのは、メーカーから在庫を買い取るか委託で預かって、小売店や問屋、仲間卸、ネットショップなどで販売していただく、あるいは当社のサイトや直営店で販売するという仕組みです。販路を幅広く、多様に持っていることが強みです。売るときにも手間をかけます。1点1点の在庫を分析して、売れる可能性の高い販路に仕分けていく。商品としての見せ方も工夫します。モデル撮影をしたり、他ブランドや当社のオリジナルブランドとコーディネートで提案したり。仕入先に迷惑をかけないよう配慮しながら、買う人の視点で在庫を魅力化する戦略を立て、実行していきます。

在庫に魂を与え、付加価値を高めて輝かせることによって、売り切るのです。
価格も、できるだけ高く売れる単価をスピーディーに査定します。速い対応は仕入先にとって安心感となり、また同業他社と同じ提示価格になった場合も当社を選んでいただけることにつながります。仕入先には、在庫処分の依頼時にはとくに資料など作らなくてもかまいませんと言っています。その時間を次の物づくりなど本業に使っていただきたいからです。

もう一つ、既存の在庫処分業者にはない機能を持っています。自前の倉庫・物流です。私たちは段ボール1箱の在庫でも請け負いますが、大量の依頼が多いため、仕入れる商品は月間で10万点に上ります。この膨大な仕分けを自前の倉庫とスタッフで行うからこそ、値付けも販路探しも速いのです。確かに固定費はかかりますが、リスクを負ってでも自分たちで仕分けしたほうが、売れるのも速いんですね。ただ、人の力でやっているので、大変な作業でもあります。機械化できることはするなど、徹底して効率化したうえで人の力を生かすことに注力しています。本業の精度を上げるということです。

このようなことに取り組むのは、スタッフみんなが当社のビジネスを担えるようになってほしいと思うからでもあります。在庫処分業は経営者の目利きと経験に依るところが大きく、一代で終わってしまうことが多いんですね。ビジネスを継続していくためにも、仕組み化や組織のあり方を考えることが必要です。今後はアパレル分野の在庫処分業を磨き、シェア拡大を目指します。他分野の在庫も扱っていますが、アパレル分野でトップの存在価値を確立することが優先課題と考えています。

Profile/やまもと・しょういち

1978年生まれ。鳥取大学卒業。在学中に20歳でオンラインによる通販やオークションの会社を起業。
リサイクルアパレルブランドのネット通販に10年間携わり、2004年、アパレルに特化した在庫処分サービスを開始。

2005年、「Shoichi」設立。
2008年、キャリア女性向けのオンラインショップ「LOVE FASHION OUTLET」開店。
2009年、オリジナルブランド「MARTHA」発売。

日経ビジネスに掲載していただきました。 「バッタ屋」にあふれる過剰在庫 閉店の大リストラでも追い付かない苦境

日経
9月上旬の大阪市西成区。残暑の激しい日差しの中、1台のトラックが3階建ての倉庫前に到着した。積荷は50箱近いダンボールの山。次々と倉庫に運び込まれて検品に回るその中身は、スカート、シャツ、ジーンズにワンピースなど大半が衣料品(アパレル)だ。
「週に3~4回はこの量が届く。仕入れルートはメーカーやアパレルブランド、卸売業者に小売店など、川上から川下まで全てだ。」倉庫の持ち主である在庫処分業者「shoichi」(大阪市)の山本昌一CEO(最高経営責任者)はそう話す。

在庫処分業者は通称「バッタ屋」と呼ばれる。期末のセールでさばき切れなかった商品や、小売側からメーカーに返品された商品など、サプライチェーンの各段階で発生した不良在庫を買い取り、転売して利益を生む仕組みだ。季節性や流行が重視されるアパレルは在庫として寝かすほど定価では売りにくくなるため、こうした処分業者がひしめいている。

その中で、shoichiの年商は10億円を超えるという。山本CEOは「販路を誠実に守って行きた結果だ」と話すが、アパレルブランドがこの売上を達成できれば、ひとまず成功と見なされる水準だ。山本CEOは自らのビジネスを「必要悪」と評する。「今のアパレル業界は必ず大量の在庫を生む仕組みになっている。新たな生産に入るためにも、それを処分する必要がある」からだ。
同社の倉庫には大手アパレルや有名ブランドの商品が目立つ。「数年前にアパレル各社の業績が悪くなったときにたまった在庫が、今流れてきている。最近でもブランド終了や閉店が相次いでいるから、年末か年明けぐらいにはまた大量のアパレル商材が入ってくるだろう。」

46ページ以降のインタビューでファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が指摘するように、衣料品業界は全体に無駄に商品を作りすぎている。消費ニーズを見定めず、数打てば当たるとばかりに商品を出すさまは、散弾銃をふり回しているようだという。ブランドや店舗の閉鎖、それにより増え続ける不良在庫の山――。急成長する大阪の在庫処分業者の姿は、アパレル産業の行き詰まりも示す。
「永らくご愛顧いただきまして誠にありがとうございました」。東京・銀座、三越に近い好立地に本店を構えるレナウングループの「ロアフィリー」は、9月末でブランドがなくなった。「閉店SALE」の貼り紙が所狭しと貼られた店内は、客足もまばら。「レナウンの別の売り場に異動だそうです」。販売員の女性は淡々と話した。

関西ファッション連合に掲載されました。「光るファッション企業の針路」

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(株)shoichiはアパレルで不良在庫となった商品に再び輝きを与える在庫処分ビジネスを手掛ける。

 「一般衣料は当然、ユニフォームであっても、基本的にどんなものでも買い取る」と明るく話す山本昌一社長。これまで大手メディアで紹介されるなど、全国的に認知度を高め右肩上がりで売り上げを伸ばしてきた。現在の年間売上高は10億円規模、5年後には売り上げを現在の2倍にして在庫処分ビジネスのトップ企業を目指す。

 現在37歳の山本社長が在庫処分業を始めたのは大学在学中のこと。元をたどれば、独りで始めたインターネットオークションでの中古衣料やブランド品の販売が原点だ。「単純に面白いと感じたし、服が好きだった。規模も順調に大きくなり、一生続けられる仕事と感じた」。大学卒業後の2005年に起業し現在の礎を築く。

 在庫処分と聞けば、安く大量にまとめて売りさばくことを想像するが、同社では一つ一つの商品に独自の「分析」を加え、次に「見せ方」で工夫を凝らし多様な販売網で販売する。どこで、どのような売り方をすれば買ってもらえるのかを考え、物流や倉庫管理なども総合的に戦略化しているのが特徴だ。

 例えばレディースアパレル商品の場合は次のような3カテゴリーに分けて、売り方を決める。(1)かわいくて同じ物が大量にある商品。写真を撮り、小売業者に卸売りする。もしくは自社のネットショップなどで売り出す(2)かわいいが、半端な数しかない商品。写真は撮らず、個別に客先にニーズを聞いて小売業者にその場で選んでもらう(3)かわいくない商品。仕入れ値より安値でもすぐに売り払う。

 次に見せ方としては、例えば白いカットソーであれば、他のブランドのジャケットとコーディネートし、セット販売するなど、商品が最も魅力的に見える方法を考える。その選択肢の一つが自社で運営するネットショップ。サイトはオシャレブロガーの着こなしや、海外セレブのスナップ写真を基にしたアイテム紹介など、元が不良在庫品とは思えない、魅力的なショップづくりとなっている。

 今後は海外展開も視野に入れており、中国などでのアパレルの生産地に拠点を置いて、在庫処分ビジネスができないか検討中だ。日本でのノウハウを生かし、商社と問屋を一つにした存在を目指す。生産工場からの買い付け、在庫管理、物流、卸売りまでを一貫して手掛ける構想だ。

繊研新聞に記事が掲載されました。

繊研新聞

4/28に繊研新聞に株式会社Shoichiの記事が掲載されました。以下抜粋

アパレル総合卸のショーイチ 初の卸売店舗を開設

レディス中心に衣料、雑貨など

アパレル総合卸のShoichi(ショーイチ)はこのほど、大阪・本町で、初の卸売店舗を開店
した。2005年に設立し、衣料品(アパレル)を主体とした在庫処分・在庫買取業で順調に成長してきたが、「卸問屋の原点に戻り、現金卸の多い本町で卸売り事業を再強化する」(山本昌一社長)狙い。

今後も卸売りと小売り事業の両面での拡大を目指している。

店舗は「アパレル総合卸問屋ショーイチ」と名付け、レディスアパレルを中心にバッグ、メンズ、インナーなどで構成した。店舗面積は53平方㍍。
オープン記念として特価のカーディガンやレギンス、ショルダーバッグを用意した。
初日には販促効果もあり、約30店の新規取引先が訪れたという。

これまで取引先小売店などとの商談は大阪・玉出の物流倉庫で行っていたが、場所が少し遠いこともあり、現金卸の集まる本町地区を選び、「改めて卸問屋街を盛り上げたい」という思いもある。

商品はアパレルメーカーや小売店、OEM(相手先ブランドによる生産)企業からの在庫処分品を集めており、レディスを中心としたファッション、服飾雑貨のほか、タオルや布団など扱い商品は幅広い。仕入れ先は古くからの取引先が多く、同業他社との競争もあるが、早い取引決済などを商品調達の強みとしている。

販売先は一般小売店で、仕入れ先の要望から販路を限定している商品もある。現在のグループ年商は14億円。

近年はレディス「マーサ」などオリジナル商品の開発に力を入れている。
「基本的に在庫品はリピート性がなく、トレンド感も不足」しているため、自社のデザイナーによる中国生産で完売している。
こうしたレディス商品は卸売りのほか、3店の直営店や自社ECでも販売している。

現状の売上高構成は卸売り6割、小売り4割ほど。直営店では新規出店も検討している。

在庫品の買取販売で急成長 -日本ネット掲載新聞-

新聞に掲載されました。

 

以下本文抜粋

 

EC中心に販売し売上11億円

在庫処分サービスを行うショーイチ(本社大阪府、山本昌一社長)は在庫品の買い取り販

売で急成長している。

買い取った在庫品の多くは同社のECサイトで販売しているという。

これまでに1000社以上との取引実績があり、15年7月期には11億円を売り上げた。

16年7月期は13億円を目指している。同社は00年にEC事業を開始。04年からは、

在庫処分サービスの提供を開始した。ECでの販売ノウハウを持っていることが、

在庫処分サービスでも強みとなっているという。

 

メーカーや通販の大手企業をはじめ、これまでに1000社以上との取引実績があるという。

アパレルや雑貨、ブランド品、電化製品、食品など取扱品目は幅広い。それらの在庫品を

買い取り、同社が大手モールやオークションサイトなどから最適な販路を判断して販売し

ている。商品によっては小売店に卸したり、リアルイベントで販売したりするケースもあ

るという。「当社は、自ら販売するノウハウを持っているため、在庫品の買い取り価格も

他社より高く提示できる」(山本社長)と話す。

今後は、大手通販企業や中小EC企業にも在庫品の買い取りをさらに促していきたいという。

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