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【覆水盆に返らず】八年前の友人が語らなかった言葉とは。

私の大学時代の友人に、ZINという男がいた。
同じ学科で、4年間一緒。私はゴミくず同然の2浪生だったから、現役の彼とは2つ違いになる。

ZINと私は、お互い勉学にいそしむタイプでもなく、サークルに入ることもなかった。
ノートは写し、テストは勉強をせず要領よくクリアするタイプ。
僕みたいな戦闘民族とは程遠い、男にしては優しい性格で、シルクハットと髭が似合うようなイケメン。年下の可愛い彼女と、ずっと一緒にいたのが印象的だった。
鳥取大学は田舎だったし、我々は必然的に酒、クルマ、マージャン、パチンコなど、金を使わないレジャーに時間をつぎ込むことになる。

私と彼はもっぱらマージャン組。
よく授業を休んでは、ぶっ通しでマージャンを打ち続けていた。

さて、そんな関係の私とZINだが、私が起業した際にZINが私に「山本のところで一緒に働きたい。」と言ってくれたことがある。

私は嘘をつくことは嫌いなので、正直に書こう。
私はZINの能力を冷静に評価し、考えた末に結論を出した。
ZINの能力では、私の望む仕事のクオリティを保てないと。
そしてそれは私にとっても、ZINにとっても不幸な結果にしかならないと考えたのである。

私はZINにこう答えた。
「まだ、ZINの能力では一緒に仕事が出来ない。」と。

彼は東京の会社に就職し、そのまま約5年が経った。

先日、大阪に遊びに来てくれたZINと会った。
そして、彼は酒を飲んだ後、こういった。
「あのとき、山本に仕事を断られたとき、すごく悔しかった。でも、それをバネにして仕事を頑張って、いつか見返してやろうと思った。」

私は頭を鋼鉄のハンマーで殴られた気がした。
すまん、ZIN。
私は何故、あの時少しでもZINの気持ちを汲んでやれなかったのだろうかと。
優しいZINが、控えめなZINが、私に見せた数少ないオファーを何故感じることができなかったのかと。

覆水盆に返らず、である。

私はZINのオファーに対して、「とりあえず1ヶ月一緒に働いてみよう」という判断が…
出せなかった。

後悔先に立たず、である。

私は彼に謝れないし、謝ってはいけないと思う。
それは、彼に対して失礼に価するからだ。

東京と大阪で離れてしまっている彼だが、気の良さは昔と全然変わらなかった。
彼がどう思おうが、私は是非また飲みたいと感じるし、役牌をすぐ鳴いてしまうZIN君=神宮君とマージャン卓を囲みたいと思う。

そんなことを考えた、先週末でした。

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